このブログの更新通知を受け取る場合はここをクリック
北海道のフライフィッシング釣行記を紹介します
2016年 06月 01日 6月1日 予報 21:00 北北西の風 9m釣り師の心を折るようなコンディションの時は鱒の反応はすこぶる良かったりする。強い風の中、フライは投げれるのだろうか…支笏湖南岸に夜が訪れる予報ほど風は強くない。時に岩に砕けた波が頭上にふりかかる。湖は程好く荒れていたフローティングラインを投げて煙草に火をつけると、ラインがグーンと引かれた腹部の黄色が鮮やかなブラウンは50㎝。真っ白なマドラーを音もだ...
2016年 05月 23日 ハードな藪を漕いで流れに出た時に、ロッドティップが無くなってるのは悲しいことだ戻ろうにも戻れない程の藪だと、更に悲しい1人でこっそり抜け駆けした釣り場で、友人と鉢合わせした時は悲しいものだ。お互い気まずくもあるやっと釣り上げた支笏湖の鱒。カメラを取り出し、写そうとしたら居なくなってたのは悲しいことだ。次があるさと思うものの、それがないのも悲しいことだ渓流に持っていった3番ロッドが、手違いで8...
2016年 05月 13日 夜の訪れを待っている山々の色が消え失せ、やがて黒いシルエットへと変わってゆく支笏湖。しばらくぶりの夜動物の鳴き声が遠くから聞こえてくる。近くの林がガサガサと揺れている。日が落ち、最後のひとりになると急に不安感に襲われるのは夜に順応できてないからだろうか余計な事は考えないほうがいい闇の中で見えないラインを操る…それだけに集中しようきっと鱒は驚くほど近くにいるのだろう岸際の倒木や岩、時には自分の...
2016年 05月 11日 仕事を早く片付け支笏湖へ日没までのワンチャンス、時間は僅かだ待つ釣りはせずに叩いて歩こう杭、倒木…いかにもブラウンが居着いていそうだ小雨がパラパラと降りしきる湖面へ6番のロッドでそっとアプローチするラインはフローティング、静かに水面におき、そろりそろりとリトリーブやはりいた。少し幼い顔のブラウンは46㎝雨の支笏湖、19時前だった♯6シングルフローティングモンタナ:ライトブラウン
2016年 05月 07日 暗い雲が風に流されると青空が広がった午後の支笏湖、大きな鱒を釣りたいと切に思う風は左右から交互に吹きつける。波も同様だフローティングのヘッドが表層の流れに引かれ、湖流が読めないでいた5月も上旬が終わろうとしている。鱒はブレイクラインにいるのだろうか4時間が経過した。この日初めてのライズを確認する。やや沖のライン、鱒は左を向いているそれまで定まらなかった釣りの方向性が見えた気がしたキャストの距...
2016年 05月 01日 ゴールデンウィークこの時期の引出しの少ない僕らには毎々微妙な釣りの旅となっている例年、西へ東へとフィールドを彷徨い、ドライブだけで終わった年もあった今日は久しぶりの友との釣りだ。気ままにいこう山上のダム湖木々が覆い被さる悪路を新車で走った報いはなかった桜鱒はいるのだろうかルアー師達に混じってフライロッドを振ったサーフ出迎えたのは海雨と呼ぶにはあまりに小さいイワナ君だった友のロッドにはグッドサ...
2016年 04月 24日 リトリーブする左手にズンと重みが伝わるライン越しに感じる生命感は無情にもほんの数秒で消えていった西よりの風が強く吹いている。またチャンスは廻ってくるのだろうか支笏湖南岸に下りたのが11時。馴染みの湖畔は左からの風に吹かれていたこの場所でこの風、過去釣れた記憶はない過去10回は釣れなかったにしても、それはたまたまで、もしかしたら11回目で釣れるのかも…迷いに迷い、移動はせずにロッドを継いだ車か...
2016年 04月 24日 有名なフィールドに出かけると様々な人と出会うものだブログで親交のある方々だったり、メディアで活躍する人だったり初夏、当時は阿寒湖のモンカゲの釣りが脚光をあびており、私もその魅力にとりつかれ、1人湖水に立ちこんでいた午後、小さな黒い羽虫が帯状に漂うポイントを見つけたライズをひとつとり、またひとつと熱い時間を楽しんでいた数匹釣るとライズは少し沖に遠ざかったが、それを追うようにディープウェーデング...
2016年 04月 09日 トンネルを抜けて車をとめた強い西よりの風が湖を波立たせている久し振りのスカジットライン、忘れかけているシューティングスペイの感覚を取り戻そう。そして願わくは支笏湖の鱒にお相手願いたい数キャストごとに右へ右へ歩を進めた鱒は遠いと感じた前回の釣り、ブレイクラインは捨てて沖目を狙ってみよう時折、左からの突風が体を押す。ループが崩れないようラインを風にのせてのキャストが続いた アタリらしきものが1回...
2016年 03月 27日 友の車に揺られて道南へ強めの南風が川原を吹き抜けはしたものの、終日プラス気温と小春日和に恵まれた利別川の雨鱒釣り、季節は春を迎えようとしていた通い慣れたランは先客が1人だけ。距離をおいてその下流側にお邪魔する時折ボイルがおこるものの、決して易しい釣りではなかったファーストヒットは友人のロッドに。一方、長い沈黙の後に私のロッドに訪れたのはズーンという重い衝撃…浅瀬に横たわったのは60㎝程のサク...
2016年 03月 26日 支笏湖南岸。どうにか車は停めれた残雪の斜面はややロングコース。日頃の運動不足を解消してくれることだろう右からの微風。リトリーブするラインにテンションを感じるが、波が無いのが辛い 午前中だけの釣り。シングルロッドでキャストを繰り返す生命感のあまりの無さに「さすが支笏湖」と思わず呟く奥まで歩きキャストしながら戻ってくるものの、相変わらず支笏湖は無反応をつらぬいた その後もキャストを繰り返すが、支...
2016年 01月 23日 海アメたけなわの季節だった早朝の島牧海岸でいそいそと準備をすすめる…今回はたまたま借り物の車で、また夕方には道南での葬儀に出席する予定だった為、余計な物は極力車には積みたくなかった。車の中にあるのは最低限の釣り道具と喪服、そして風呂セットだけだ。とりわけ風呂セットを外すことが出来なかったのは、お世話になった知人の身内の葬儀だったからだ。まさかカサカサでザラザラの身なりでは行けまい…そんな経緯...
2016年 01月 02日 南岸の斜面を下りると、雪がしんしんと降り落ちていた1月、支笏湖に立つことは殆んどない季節だ駐車スペースの確保もままならず、全てが凍りつく厳寒の湖岸偶然なのか今日は1月2日…過去、1月の支笏湖に挑み、鱒をかけたのは2回。どちらも1月2日のことだったそして、ことごとく逃げられている左前方からの風。珍しくプラス気温に恵まれたシングルロッドにスカジットライン、ブレイクの鱒を狙っていこういつも通り何の...
2016年 01月 01日 道南の小漁港で元旦を過ごすやや強めの北西の風。港内に雨鱒はいるのだろうか…渋い反応が続いた。ラインを引く左手にゴゴンと手応えがあるものの、なかなかフッキングしない何度もフライを変えたり、立ち位置を変えたり…新年のファーストフイッシュは小さな雨鱒、その後は海アメらしい太い魚体に出会うことができたフィールドで過ごした新年の日。今年も釣りにどっぷりはまりそうな気がしている
2015年 11月 11日 今夜2つ目の流れ星。時間は21時をまわった支笏湖南岸。気温は3℃真っ黒な足下に注意しながら左へ左へと歩をすすめた最初に粘った大岩のある倒木のポイントまで戻った岩の手前でヒット、鱒はずいぶん浅いところまで入ってきていたようだロッドがグングンのされた後、フッと軽くなるあぁ!暗闇の湖に悲痛の声が響く今夜3つ目の流れ星が西の彼方へ消えていった