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北海道のフライフィッシング釣行記を紹介します
2016年 12月 18日 西からの強い風が体を押す。プラス気温とはいえ、風が抜ける度に体温が奪われていくのを感じる。支笏湖南岸。どう釣るのではなく、どれだけ我慢できるか、そんな釣りだった生命感の欠片も感じられないのは想定通り。めったに使うことのないフルシンクのシューティングスペイラインを振ってみる。KenCube・type.Ⅱ、着水が静かでリーダーがガイドに入る直前までリトリーブができるが、この場所ではブレイクライン...
2016年 12月 06日 支笏湖ナイトクラブを発足して数年がたつ。会員は1名だ。当会の主たる目的はブラウンの生態調査であるが、時には病んだ心の健常化だったり、メタボ体質の予防も担っている。当会の活動時間は定まっていない。休日にめぐまれなかったり、昼間の仕事で身も心もボロボロになった時に実施される事が多い。現地集合がルールだ。当会の会員であることは家族には話していない。聞かれていないことを話すのは野暮だと考えている。今...
2016年 12月 04日 いつもの南岸に立ったのが昼の12時。昨晩、気持ちが入りすぎたのか、目が冴えてなかなか眠れなかったのが今日の敗因だろうか予報とは違う西よりの風がそよそよと吹いている右への湖流に逆らうように左向きのライズが2回、リトリーブする左手には湖流のテンションを強く感じる。早くも緊張感マックスの釣りが始まったリトリーブされるフライの後ろあたりでライズ、手応えはない。岸近くまでフライを追ってきて反転し、去っ...
2016年 12月 04日 旧ブログより引っ越ししました。今後とも宜しくお願い致します!旧ブログの記事は、随時、新ブログに移転してます。暇があれば…ですが。フライランキングにほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2016年 11月 28日 オホーツクのカラフト釣りでの話だ『親が心配してるよ』こちらに歩み寄ってきた友人がこんなことを言った最初は何のことか分からなかったが、要約するとこうだ胸ポケットに入れたスマホが何かの拍子で稼働状態となり、ポケットの中で何かに触れたのか画面タッチ、それが短縮ダイヤルで実家の父につながったらしい父が電話にでると、ガサガサ ザザーン ザザーン…ゴソゴソ…父はさぞ不審に思ったに違いない『もしもーし お...
2016年 11月 27日 支笏湖へ車を走らせたのが9時、4時にセットしたアラームは知らぬ間に止めたらしい途中、道路から転落し横転してる車をみる。焦らずゆっくり走ることにしよう盛況といっていい支笏湖、どこも車が複数台停まっている入る場所は前日から決めていた。小さな駐車スペースに車を滑り込ませ斜面を下りた南東からの風が湖面を揺らしている今日は歩く釣りはせずに杭となってキャストを繰り返そう フローティングのスカジットライン...
2016年 11月 22日 11月、夜の支笏湖強化月間が始まった意気込んだのは最初だけ。寒い夜はまっすぐ帰宅し、風が強ければ釣行を断念。そんなこんなで、まだ3回… 早くも今回がラストの可能性大だ初日は気になっていた500m程の区間を調査してみる。日中の釣りでいくつもの宿題をもらってる場所だ。シングルロッドで岸近くのみを細かく静かに探る。程々の波。月明かりの中、鱒は岸近くにいると想定し気配を殺してロッドを振った行きは水面...
2016年 11月 20日 十勝の大地は深い霧に包まれていた相次ぐ台風に見舞われた痕跡があちこちに見受けられる。友とふたり、恐る恐る川原の踏み後を辿っていった河川林から川岸に下りるのには苦労した。川岸がえぐりとられ相当な落差、ちょっとした崖となっていた水の色は白っぽい濁り。大きな泡の塊が上流から何度も流れてきた不安感いっぱいでランの上から流していく富良野から来たというアングラー2人も流れに刺さる。こちらはルアーだフライ...
2016年 11月 12日 支笏湖南岸。今日は午後からの釣りシステムはシングルロッドにスカジットライン、その先には2つのティップを使い分けた短いキャストを打ちつつ、少しづつ少しづつ横へ移動していく風は弱いが湖水は揺れている。小さな羽虫が時折視界に入る。根拠はないが、フライを沈めすぎないように心がけた初夏の夜の定番ポイントとなっている岩盤地帯に着いた。ここで粘るとしようティップをインターからtypeⅡに換え、折れかけてい...
2016年 11月 06日 夜明け前。真っ暗な山間の道にしんしんと雪が降っている誰もいない道路脇に車は停まったコノヤロ~ キョウコソハ~呪いの儀式に来たわけではない。釣りに来たのだ、支笏湖の鱒を思えば最後に支笏湖で釣ったのは何時だったか…思い出されるのは辛い記憶しかないどうしても支笏湖の鱒を釣りたくて、苦手な早起きをしてきた、というより寝ていない。夕べは支笏湖に足蹴に通うブロガー達の記事を読んでは唸ったり溜め息をついた...
2016年 11月 03日 風を待っている支笏湖南岸の斜面を下りたのが11時予報では北北西の風7m向かい風に備えたシステムを組んできたが、そよ風すら吹きやしない トンネル付近から美笛方面へ湖岸を歩く、凪の湖面にそっとラインを置きながら。そんな釣りをしながら風の到来を待った60cm程のブラウンがジャンプ、ロールキャストでお釣りがくる距離だ。 明らかにライズではなくジャンプだったその姿が、今日の釣果に限って言えばマイナス要...
2016年 10月 30日 見下ろす街並みが白い。占冠にさしかかるあたりから道東道は雪に包まれていた便乗させてもらった友人の車が、まだ夜の明けきっていない本別ICを降りていくふと、数年前の道東で雨鱒を釣った帰り道のことを思い出す。池田ICから高速にあがり、何故か帰りとは逆方向の本別へ車を走らせていた。あの時は疲れていたのか、標識を見てなかったのか…そんなことを思い出すと、助手席でひとり笑みがこぼれていた早朝、音別の畔に...
2016年 10月 29日 前方からは高波が繰り返し押し寄せる。後ろからは岩に砕けた波しぶきが落ちてくるそれでもロッドを振る。過去、こんな状況で出会った鱒のことを考えながら気温は5℃。北西の風が時折その向きを変えると、たくさんの木の葉が青空に舞った波間に漂う落ち葉の帯が実に厄介だ。ピックアップ際にフックに絡んでは釣りを妨げるだけど釣りは続ける。鱒は近くにいる…そう信じて、僅かなスペースを見つけては窮屈なスガジットキャス...
2016年 10月 23日 強い風が吹き抜けると、たくさんの色づいた木の葉が舞い落ちてきた尻別川。10時から始まったスイングの釣りは3時間が過ぎた頃に見切りをつけた終始全くの無反応。他のポイントを見て回るも既にアングラーが立ち込んでいる少ない手札がひとつひとつ消えていき、移動するポイントも尽きようとしていた秋の1日は短い。帰りがけの支笏湖へ向かうしか道はなさそうだ。着替える時間も惜しんで、川からあがったそのままの格好で...
2016年 10月 13日 明るい夜だった月明かりに照らされた湖面に小さなライズリングが現れては消える。沖では時折、控えめな水飛沫があがっている日没間際にざわざわと感じられた生命感は、月が輝くにつれて次第に無くなっていった10月の支笏湖、気温は6℃。初夏のような森のざわめきは聞こえてこない静まり返った湖に月が無言で灯りを落としている時折遠くから聞こえる車のエンジン音が、唯一の日常世界とのつながりだラインはフローティング...