北海道のフライフィッシング釣行記を紹介します
2025年 11月 10日 今日も支笏湖へ家の用事が終わったのが昼位、釣り道具を急いで車に放り込んで家を出た午後の僅かな時間を湖で費やすつもりだ道中、路肩の雪が視界に入るそこそこの降雪があったようだ水温が急に下がってなければいいのだけど…いちばん近い東岸に車を向ける湖岸までの小道はうっすらと雪が残っていて、あるのは動物の足跡だけ車が通った痕跡はなかった湖に降りるのには急斜面をジグザグに歩いていくのだけど、落ち葉の上に雪...
2025年 11月 03日 R276を左折しR453へ道は支笏湖の南岸に沿って伸びていく。好きな道だ左カーブを抜け直線区間に差しかかると、前方にうっすらと風不死岳が姿を現すその凛とした空気感に少し気持ちが引き締まった気がした紅葉は終盤、前日に強い風が吹いたせいか木々の葉は所々しか残ってなく、落ちた葉が道路脇に積み重なっているたぶん湖も落ち葉だらけなんだろうそんなことを気にしながら山側の駐車スペースに車を寄せた水温は12...
2025年 10月 20日 早朝の気温は3℃ジャケットを持ってこなかったことを後悔しながらシューズの紐を結んだ谷に日射しが入るまであと少しゆっくりと時間をかけて開けた川原を歩いて行こうと思うここは白い玉石の川実は先週もこの川を目指して車を走らせているあの時は、道中大きな峠を越えるのだけど頂上付近のパーキングスペースでひと休みした際に車のエンジンがかからなくなってしまったロードサービスを呼んだのが夜中の2時、峠を下りて近...
2025年 09月 24日 荒れ果てた林道を歩いている目的地は支流の更に支流、その上流域だ数日前の豪雨の影響で候補にしていた川はほぼ全滅…こんな時は家でおとなしくしてればいいのだけど、回復の早い川を探して家を出てしまった『釣り人がいなくて魚独り占め』、『増水後のチャンス』そんな妄想を抱いてだ30分程歩いただろうかしばらくぶりの釣りで体がなまっているようで、早くも足に重さを感じていた2つ目のゲートを越えた眼下に見える川は...
2025年 08月 17日 白い玉石の川へ今は夏期休暇中、今日と明日の2日間をここで過ごすつもりだ初日は小雨早朝の山岳渓流は霧に霞んでいる今日は行ったことのない最上流部まで足を踏み入れようと思っているまとまった雨はしばらく降ってなく、川は渇水気味加えて連休中なのでプレッシャーは高めの予想4Xのティペットにドライフライを結び、釣り上がっていく予想通りで1級ポイントはチビサイズばかり出てくる良い時はグッドサイズが1匹で陣取...
2025年 08月 11日 夏、うだるような暑さが続いている釣りはひと休み中だったけど、朝晩に少しだけ風に涼しさを感じるようになると急に山奥の釣りが恋しくなってきた夏が終わってしまう前に行きたいところを心置きなく巡りたいと思っている夏期休暇の2日目まだ暗い山中に車を入れた悪路を慎重に走り、川の脇にある駐車スペースに車を寄せる薄暗い山深くは熊がその辺に居そうで何度かクラクションを鳴らしてから車を降りた川の流れる音以外は無...
2025年 07月 21日 日高山脈の麓、白い玉石の川を訪れた今日は三連休の中日道も釣り場も混むだろうから夜のうちに車を走らせ現地入りの予定が、峠の頂付近で力尽きて車中泊落ちるように眠り、翌朝早めに橋の袂に車を寄せた流れは渇水気味、曇りで蒸し暑い日だったこの川は大きな虹鱒がドライフライで狙えて、仲間内では50が出たとか60に逃げられたとか熱くなって通っていたっけ確か知人の67がレコードだったと思うもう10年以上も前の話...
2025年 07月 11日 たまには有給休暇をとって平日に釣りに出かけようそう思い立ったのは火曜の午後、そわそわしているのを周りに悟られないように、休む為の仕事の根回しを着々と進めた水曜の早朝釣り場には一番乗りここはアメマスリバー、いつもは激戦区の上流部を釣り上がる最初の区間は魚が出る気がしないのでスルー、30分程川通しに歩いてからロッドをだしたいつもなら要所毎に大きな雨鱒が出てくる筈なのに無反応、朝早すぎるからだろう...
2025年 07月 09日 四方を山に囲まれた田園地帯川は小さな集落の山裾を流れていく今年は夏の訪れが早いようで、もうすでに何度目かの夏日がやって来ている早朝の気温が早くも20度を超えていて、用意してきたウェットウェーディングスタイルの初陣かと思ったのだけど、ここの水はきっと冷たいだろうからと結局ウェーダーに足を通した流れはやや増水気味、白っぽく濁っているのが気になるけど、沈めればいい釣りができそうな気がしたよく目立つ...
2025年 06月 27日 ゾッとした話をひとつ1人で釣りをしていた時の話だその日、湖の初めてのエリアに踏み入っていた通行止めゲートの脇に車を寄せ、枯れ葉に覆われた廃道を歩いた道はゆるやかな下り坂になっていて、しばらく歩くと木々の間から湖が見えたのを覚えている季節は秋、午前遅めの時間だった坂を降りるとそこはかつて温泉宿だったようで、建物は取り壊され、コンクリートの基礎だけが残っていた湖は足下から深く足場はコンクリート、...
2025年 06月 15日 冷や汗をかきながら霧の日勝峠を走っている道東道が開通してからは峠を越えることはしなくなったのだけど、高速道路ばかりも味気ない感じがして久しぶりにこのルートを辿っているところが7合目あたりから前方が霧で真っ白になって、やっぱり高速にすればよかったと後悔しながらのドライブとなった今日は十勝川の本流でスイングの釣りの予定だったのだけど、予想外の増水と濁り…少し彷徨って悪あがきもしてから#8のロッド...
2025年 06月 07日 山あいの道を走っている今日は滝のある川を釣り歩くつもりだこの川で大きな虹鱒を狙うなら今時期がベストと思われるが、果たして⋯車は標高を上げてゆく7時半、橋の袂に車を寄せる天気予報では晴れマークが出ていたけど小雨がぱらついている濡らしたくないものはパッキングし、シューズの紐を強く結んだここから川まではロングウォーク、 今から帰りの足腰のことが心配なるくらい延々と歩くハードな道程だ 山奥をひとりで...
2025年 06月 02日 この週末は日高の山奥へ潜り込んだ例年より少し早めの渓流シーズンの開幕戦だガタゴトと上下左右に揺られながら悪路を延々と走る道中、以前通った道が土砂で埋まっていて、すぐ横に車1台だけ通れる新たな道ができていた。路肩のピンクテープの向こう側は息を呑む程の崖になっていて、ハンドルを握る手に力が入った40分程の冷や汗ドライブを終えると今度は歩きだここは熊との遭遇話に事欠かない山域なので、左右が藪になっ...
2025年 05月 22日 今日は水曜日たまには有給休暇をとって、少し遠くまで走ろうと思う海岸沿いの国道から山道に車を入れる 不安になる程の悪路を走り続けると、眼下に幽玄な湖水が姿を現わす辿り着いたのは小さなダム湖、人知れずひっそりと佇むフィールドは昔も今も変わりはなかったここでのお相手は雨鱒、たくさんの魚がストックされていることもあれば、全く居ないこともありボンズも何度か経験している来る度に地形が変わっていたりもする...
2025年 05月 06日 今日は連休最終日少し遠出しようか迷ったけど、まもなく終盤となる支笏湖のリトリーブの釣りに未練があって、支笏湖道路へと車を向けていた南風が吹くと予報が告げていたけど、風があたる湖の北側は熊騒動の只中⋯南岸を見て回ろうと思う道路脇にたくさんの車を見かけて尻込みしてしまうけど、釣り以外にも登山や山菜採りの車も多いようなのであまり気にしないようにしている橋の袂に車を寄せ、涸れ沢沿いに湖岸へ降りた山々...