2018.9.24 時雨

虹鱒の秋
フラットな流れでライズする大型の虹鱒と対峙する、そんなドキドキ感が恋しくて、久しぶりに釣りに出かける予定を組んだ

50とか60とか、そんなサイズが潜む渓流は週末ともなると競争率が高くて、おちおちライズなんて待ってられやしない
ゆったりスタイルとなったここ数年は、そんな激戦区は敬遠するようになった

昔、友人に教えてもらった渓谷に車を走らせる
橋の上に車を止めて眼下を覗きこむと、やや渇水した流れが霧に霞んでいた

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この日訪れたチャンス1度だけ、
ライズはしなかったけど、ブラインドで投げた小さなカディスパターンにモコッと水面が割れた
この川で釣れる虹鱒は大きくても40台後半まで、それ以上のは釣ったことも聞いたこともなかったけど、いま目の前でジャンプを繰り返している魚体はどう見ても50クラスだ
慎重に慎重にやり取りしのたけど、最後は5Xのティペットがプツンと切れてしまった
写真を撮ってる場合ではなかったと悔やんでしまう


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その後は車で上流に移動するも、一時だけ降った雨の影響なのか川の色が一気に変わった
少し目を離しただけの間に、透明だった流れが白っぽくなっていたのは驚いた
ここは函状で、何度か流れを横断しながら釣り上がってきたものだから、事は急を要する
川底が見えないが渡るしかない、そんな場面を数回繰り返し、
橋に登る斜面まで辿り着いた
明らかに水が増えている
たいした雨ではなかったけど、きっと源流部ではそれなりの量が降ったのだろう

川原では小型の熊の足跡にドキリとし、林道ではこれまで見たこともないほどの巨大な熊の糞を見て背筋が伸びた

帰りの道中、
怖いもの知らずで釣りをしていた若い頃の自分をなんとなく思い出していた


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# by kaki1225h | 2018-09-25 07:31 | Comments(0)

2018.9.2 小渓流

今日は小渓流
自宅からそう遠くない距離で軽くロッドを振れる、そんな川を探して車を走らせてのことだ

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ひとつ目の新規開拓の川は空振り
渓相は抜群で、川底の石をはぐると川虫がたくさんついてるけど、なぜか魚は1匹も反応しなかった
今日は遅めのスタートだったから、誰かが釣りをした後だったのかも…
もし機会があったなら、また訪れてみようと思う

ふたつ目の川は、ヤマメ狙いによく入った川
やや上流域の初めて入る区間を歩いてみる
きっと水量はいつもより多いのだろう
川幅いっぱいに押しの強い水が流れていて、終始、川の中を歩いての釣りだった
3番のロッドでドライフライを落としていく

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大きな魚は期待してはいけない
小渓流の釣りでは、小さなサイズを繊細に狙うのが流儀となっている
出てくるのは全てニジマスだった
小渓流に似合わないサイズもいたけど、フライを見切ったのか反転して去っていった

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軽くロッドを振りたい
そんな時があったなら、またここを訪れてみようと思う



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# by kaki1225h | 2018-09-02 16:48 | Comments(4)

2018.8.12 オホーツク.夏の思い出

オホーツク海に注ぐ小さな河口に車を滑り込ませたのは、8/12の夕方のこと
車をとめるスペースは去年より更に狭くなっていて、運良く何とか駐車できたけども、ここを訪れるのはもう無理な気がする
ロッドを振ったのは17時から夕暮れまで
海岸線にはズラリと釣り人が並んでいるけど、鱒の姿は離れたところで跳ねる姿を数回見ただけだった


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翌朝は友人に教えてもらったポイントに立ってみた
期待していた夜明からの2時間は、鱒の姿を見ることもなく終了、
ひと休みしに、1時間ほど車に戻った
後から知ったのだが車に戻った直後に大きな群れが入ったようで、その場にとどまっていた地元の方はピカピカの魚体を3匹も手にしていた。
せっかくのチャンスタイムを逃したのがあまりに悔しくて、その後の沿岸パトロールは気合いが入った
だけど大きな群れが去った後の海岸は魚の気配もなく、昼前には自分1人になっていた
集中力が切れそうになると数匹の鱒が姿を現すが、これがなかなか釣れない
長い時間を費やし、待望のヒットが訪れる。
魚を散らす覚悟のロングキャスト&ファストリトリーブでのヒットだった
ギラギラした魚体が波打ち際で粘り強く抵抗している
そこから沖への疾走、ラインをうまく送り出せずリーダーがブツンと切れてしまう


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その後もフラフラになるまで鱒を探し続けたけど、14時には心身共に燃え尽きてしまう

オホーツク海、青い空、カラフトの疾走、
釣果はなかったけど、あんな夏があったなぁと振り返れる思い出がひとつ出来たような気がしている


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# by kaki1225h | 2018-08-14 07:23 | Comments(4)

2018.7.20 2匹の岩魚

やっぱりまだ水が多かった
数日は雨が降ってなかったけど、長雨の増水の名残で、岸は無くなっており、流れも早い
今シーズン2度目になる岩魚の川は、釣りになるギリギリの状況だった


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いつも歩いていた川原がなく、川通しで進む
水はクリアだ
流れの穏やかな深瀬を見つけて、ラインを引き出した


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キラキラした流れ、大きなドライフライ、そして注文通りの岩魚
2匹目はメジャーをあてると50㎝、理想的な釣りだった


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川幅が狭くなるにつれて流れが強くなる
川縁を慎重に歩いていく
ウェーダーの右足に違和感、どうやら穴が開いたようでじんわりと浸水している
夏の渓流では4~5000円の安いウェーダーを履いている。
どこかから水漏れしたら買い替えで、少なくてもワンシーズンに1着は購入となっている。
高価なものは丈夫で長持ちするのかもしれないけど、渓歩きでは何となく勿体ない気がして、今のスタイルに落ち着いてしまっている
14時。どうしても川を渡れないところがあり、林道に上がった
釣り人のプレッシャーがかかってない増水から平水に戻るチャンスタイムなのだから、まだまだ釣れそうだったけど、何となく車へ向かって歩いていた

ウェーダーの浸水が理由じゃなく、満足したからだと思う
好きな川でロッドを振り、大きな岩魚が2匹
これ以上求めるものは何もない、乾いた林道を歩きながらそんな思いにひたっていた


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IT 354.16

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# by kaki1225h | 2018-07-20 17:25 | Comments(4)

2018.7.14 増水の川で

大きな水害が各地で発生している
北海道内の河川も氾濫注意報や浸水想定のエリアが報じられたりして、釣りに出かけるのはちょっと躊躇ってしまう
ニュースで見た『ライフラインを脅かす豪雨』のテロップがフライラインに見えてしまって、つい1ヶ月も釣りをしてないことを思い出す

降雨の少ないエリアを選んで、車を走らせたのは金曜の夜のことだ

目的の岩魚の川は想像以上の水の量、大きく移動して第二候補の川でロッドを振った


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増水した流れを避けて、かなり上流まで来ている
水は多いが濁りは薄い
♯4のロッドでニンフを流すと、ポツポツと渓魚達が反応してくれた


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足下の石からカナヘビが顔を出した
後で知ったのだけど、尾が青いのはニホントカゲの子供らしい
捕まえて飼いたい、そんなことを少し考えたら、危険を察知したのかシュルシュルッと草の中に去っていった


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大きな蜘蛛が顔の近くにぶら下がっていたり、毒々しい色の毛虫が袖についていたりと、苦手な虫だらけな釣りだったけど、ロッドを振れて鱒に触れることができた

明日からは雨、
つかの間の青空に湿った風を感じた



IT  354.23


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# by kaki1225h | 2018-07-14 19:39 | Comments(4)

2018.6.19 支笏湖.霧の夜

暮れゆく空を見ている
霧におおわれた湖が薄いグレー色に変わっていくと、ざわざわと生命感が動き出すのを感じた


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今では、すっかり日が落ちるのは20時くらい
仕事を19時に切り上げると、湖畔に着く頃にはうっすらと明かりが残っている
実はこの時に釣れてしまうことがたまにあって、そんな時はナイト突入前にロッドを畳んでいる
『ナイトで釣る』、そんなこだわりが芽生えてからは、イブニングはやり過ごし、夜を待つようになった
数歩歩くのも困難な真っ暗闇の中で、フライフィッシングをする…そんなトラブルだらけの難しい釣りに、楽しみを見出だしている今日この頃だ


湾の中央にさしかかる頃には霧は雨に変わっていた
湖面は凪
暗闇の中、雨が音もなく肌を濡らし続けた


人は視覚が無くなると、耳が冴えてくると聞いたことがある
いまさっきのことだ。耳元で呼吸のような息づかいが聞こえて戸惑っている
息をスーッと吸ってハァーと吐く、後者の吐くほうの音だ
今夜は感覚が冴えすぎていて、自分の呼吸音が何かに反響し、それを拾ったのだと思うことにする
夜は分からないことだらけで困ってしまうのだけど、そんな時は『この世に科学で解明できない事はない』と、普段は考えたことすらない文言を持ち出しては自分を保っている


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大きく徒歩移動し、岩場の岬にきた
シトシトとまとわりつくような雨が止むと、右からの風が湖面を揺らし始める
フライを小刻みに動かした直後にガボッの音、
ラインを引くと、ずっしりと重い
重さを計るようにロッドを立てると、勢いよくラインが持っていかれた
リールからラインがどんどん出ていく
寄せて走られて、更にラインが出ていく
何かおかしい…
首を振る感触が伝わってこないものだから虹鱒かと思ったけど、ライトが照らしたのは45㎝程のブラウン、胸ビレのあたりにスレがかりしていた
十分ドキドキさせてはもらったけど、あまりに落胆が大きくて、もうロッドを振る気持ちにはならなかった


車までの帰り道、
さわさわと風が鳴る。木の葉がひとつふたつ、はらりと舞い落ちた感覚があった




シングル#8 フローティング
ティペット フロロ2X


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# by kaki1225h | 2018-06-19 23:59 | Comments(4)

2018.5.22 支笏湖.凪の夜

対岸の山々がシルエットに変わった
星はひとつだけ光っている
夕暮れはゆっくりと夜へと変わっていった


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一年中好きなだけ釣りをしていたい、そう思っていた頃もあったけど、いつしかそんな思いは無くなっていた
10年程前だ。仕事をやめ、次の仕事が見つかるまでの半年間、釣りだけに没頭したことがある
有給休暇の消化と数ヶ月間の失業保険、さらに退職金も振り込まれていて、すぐに働く気持ちにはなれなかった。
初夏だった
リフレッシュ期間だと決めつけて、来る日も来る日も釣りに明け暮れていた
だけど、心の底に常に何かが引っかかっていて、釣りの帰りはひどく罪悪感がおしよせたものだった
家族や親族、知人の目が気になるし、社会復帰できるかどうかも不安の種で、どこで何をしていても据わりが悪かった
あの頃のことを思うと、たまに手に入る休日や仕事後の一時にロッドを振るのが何より幸せなんだとつくづく思う


波ひとつない湖水に立ち、そんな思いに更けっていた
できれば湖に立ちこみたくはないけど、背後には木々が覆い被さっている筈
膝上まで立ち込み、オーバーヘッドでキャスト。10m先のブレイクゾーンの手前にフライをおとす。
リーダーは12フィート、ブレイクにいる鱒からはフライラインは見えないだろう
夜は鱒が近くにいることが多い。鱒の頭上にラインを置かないようショートなキャストを心がけた
いれば出る
そう思うことで、緊張感をつないでいる

反応がなければ次々と進んでいくとしよう


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通り過ぎたポイントから、重いライズ音が聞こえてくる。そんなことが数回あった
凪の夜は人の気配が伝わってしまうのか、射程圏内でのライズは終始なかった
静かな夜の森
一羽の鳥が鳴くと、他の鳥も鳴きはじめる、同時にライズの音も何処かから聞こえてきた…同調しているかのように。
支笏湖全体がひとつの生き物のように感じられた夜だった


お魚は釣れてません。




シングル♯6 フローティング
3Xリーダー. ティペットなし

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# by kaki1225h | 2018-05-23 13:10 | Comments(6)

2018.5.19 支笏湖.濁り

雨の支笏湖
今日は午後からの釣り
北西の風が強く吹いたのか、南岸には高波がザブンザブンと打ち寄せていた


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波の高さに反して風を感じない
シングルのロッドでも戦えそうだ
type.Ⅱのシューティングヘッドをオーバーヘッドでキャストしていく

湾の端から始めて、数キャスト目で生命感が訪れる
40クラスのブラウンだ
次いで、少しだけサイズアップの2匹目は45位
キャストしたあたりに近づいていくと部分的に濁りができていた


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大鱒が入ってくるかも…
そう思って、集中放火のようにキャストを続けたけど、その後は反応は無かった

湖は、冬の海のように荒れている
大きな波がダパーンと体にぶつかると、砕けた波しぶきが顔にあたる
雨と波とで全身濡れ鼠のようだ
ずっしりと重いジャケットと、袖口から染みてくる水が、心を折ろうとする
キャストポイントを探しながらの帰り道、岩盤地帯のシャローにさしかかる
浅すぎて、いつもはフライを投げない場所だ
岩盤から砂地に変わるあたりで強い濁りが入っている
リールからラインを引き出す気力はなんとか残っていた
バックスペースをとれるだけウェーディングし、濁りの沖へキャスト
リトリーブする左手が違和感を拾う
根がかりのようにズーンと重い感触だった


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巷では70とか80クラスが続々と釣りあげられている中で、自分がようやく釣った会心の1匹はありふれたサイズの62㎝
自分らしいサイズだなぁと思うと、なんだか可笑しくなってしまって、雨に打たれながら一人ふふっと笑っていた



シングル♯8 type.Ⅱ

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# by kaki1225h | 2018-05-19 20:24 | Comments(4)

2018.5.15 シコナイト.鈴の音

支笏湖、夜
鈴の音が聞こえることがある
山歩きの時に身につけるジャリーンの音ではなく、風鈴のようにリーンと透き通った音色だ

どこからなのか、本当に鈴の音なのか、
もしかしたら気のせいで、そもそも音なんてしていないのかも…
気にせず釣りを続けていると、音はいつの間にか聞こえなくなっているのがいつものパターンだ


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リーン
今夜も何処かから音が微かに耳に届いている
人がいないことは分かっているので、金属的な音の主はきっと風が何かに反響して奏でているのだと思う

予報が告げていた南東の風は最後まで吹かなかったけど、そういうことにしておこう


これまで歩く釣りはフライには不向きなので、動かず待つ釣りを長く続けてきたけど、あまりにも退屈な釣りが続いている
今夜は少しだけ歩いて、実績ポイント2ヶ所と新規ポイント1ヶ所を巡ろうと思う


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無風に霧。おまけに少し生臭い
何かが出るならこんな夜だ(笑)
最初は新規ポイントのワンドに入る
右端からキャスト開始。ワンキャストごとに左へ、すり足で移動していく
数投目だった
キャストした付近で水面が乱れる音を聞く
ロッドを立てると、ずっしりと重みがのっている
ロッドは♯8、暗くてよく見えないけどパットから曲がっている筈、それくらいの重量感だ
ドバドバッと水を蹴散らす音が響いた直後に、フッとロッドが軽くなった
ラインをたぐりよせると、リーダーとティペットの結び目が切れていた
浮かべる釣りでは、これまでは1Xとか2Xを結んでボンズをたくさん頂戴してきたものだから、今夜は試験的に3Xを結んでいた
結果、魚は出たけど一撃で切れてしまった
♯8ロッドに3Xがアンバランスだったのか、魚の一伸しが強すぎたのか、それともそもそもティペット自体が不要なのか…
今夜も答えの見つからない課題を頂戴してしまった


リーン

帰りの背中で、鈴の音を聞いた気がした




シングル♯8 フローティング


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# by kaki1225h | 2018-05-19 19:31 | Comments(0)

2018.5.12 支笏湖.不完全燃焼

river sideには、お魚が登場しない釣行記が多い
支笏湖釣行が多いからだと言い訳を考えたけど、支笏湖鱒を毎々釣りあげているエキスパートの方々が読んでるかもしれないので、やめておく
あまりにお魚の画像がなさすぎて、記事アップしていない釣行も多々あるとか無いとか…
そんなボンズの危険をかえりみず、今日も湖岸へ続く枯れ沢を下っている


波風は左から。
数キャスト毎に少しずつ右へ右へと移動していく
右奥の岩場地帯でラインにテンションを感じるポイントを見つけた
そんな場所には何かある、じっくりとフライを通していこう


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たまっていたのか、回遊してくるのか、7~8匹のアメマスが反応してきた
その後にブラウン、40クラスだったけど2度もジャンプしたギラギラ系の魚体だった


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朝の6時半からロッドを振り、まもなく18時半だ。
大きな支笏湖鱒を釣るまで帰らない決意で家を出たのだけど、もう腕も腰も言うことをきかない
春の支笏湖戦線、不完全燃焼のまま終了しそうな予感がしている

シングル♯8 フローティング、type.Ⅱ



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# by kaki1225h | 2018-05-12 20:57 | Comments(6)

2018.5.10 支笏湖.二夜目

夜なら簡単に釣れる
そう思っていたのは何年も前の話で、まだ夜の支笏湖に入門する前のことだ
夜の湖畔に立つ勇気は友人にもらったけど、いざロッドを振ってみると、真っ暗の無反応タイムがただただ長く続くだけだった
その後は少しディープなゾーンまで歩を伸ばし、非日常の世界にどっぷり腰をおとしているが、お魚にはそんなに出会えていない

夜な夜な敗戦を重ねて、今では目が利く日中のほうが釣れるとさえ思い始めている

そんな夜の支笏湖、今シーズン二夜目
黒い湖水が音もなく揺れていた



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鳥は1羽も鳴いていない
森の中からはいつも感じるザワザワとした気配
パキーン、
背後の何処かから枝が折れる音が高らかに響いた
とても後ろを振り返れない、ひたすら湖と向き合うしかなかった


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シングルロッドにフローティングライン、
水面の少し下を丁寧に探っていく
たとえ鱒がボトムにいてもフライの存在に気がつく筈、それくらい大きなフライを結んだ

何も起こらない静かな時間が過ぎていく
不意にロッドのパット部にコツーンと何かがあたる
リールがついている少し上あたりだ
あたった何かと自分との距離があまりに近すぎて、微動だにできなかった
『コウモリがラインにあたってくる』
昔、夜のルアー師に聞いた言葉が頭をめぐる

コウモリがロッドに頭をぶつけた、そう思うと少し気持ちが楽になった気がした


1時間半を費やした岩場の岬に見切りをつけ、移動を決意する
嫌な気配だけはたっぷりあるのに、鱒の気配だけは終始無かった
徒歩移動で何度か鱒をかけている倒木ポイントへ
あまりに暗すぎて何処に倒木があるんだか分からない
勘を頼りにキャスト、そろりそろりとリトリーブしてみたり、放っておいたり…
カポン
フライのある辺りから聞こえた水面が割れる音にロッドを立ててみる
ラインが重い。8番のロッドが2回大きくしなってフッと重みが消えた
その後にもダパーンとライズ音が響くが、フライが届かない沖の方からだった
今夜の反応はそれっきり

釣りに集中できない、そんな夜が更けていった



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# by kaki1225h | 2018-05-11 23:09 | Comments(2)

2018.5.3~4 支笏湖.2日間

5/3 いつもの南岸。雨中の釣り。
釣れる時は開始30分で釣れる、実績ポイントだけを数ヵ所やって帰ろう…
そんな気持ちで、雨の中 車を走らせたけど、支笏湖がそんなに甘い筈はなかった


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右からの風がキャストを妨げる
茶色く濁った沢の流れ込み付近で時間を費やすが、反応はない
雨がじわじわと上半身にしみてくる。
過去のブラウンのヒットポイントに、じっくり沈めてフライを通すと40前後の雨鱒が反応してくる
こんなパターンは例年なかった筈、何かが変わっている近年の支笏湖だ


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シングル♯8 type.Ⅱ



5/4 駐車スペースが見つからなく、昨日と同じ場所へ

天候は不安定。晴れたり雨がぱらついたり…
東からの風が時に強く吹いた1日だった
魚の反応は相変わらずで、いくら粘ってもニジもブラも出てきてはくれない


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根掛かり覚悟のボトムすれすれ作戦を試みるが、水中深くからグネグネと伝わる反応はやはり雨鱒だ
波風はあるし、いい時期にいい場所でロッドを振ってる筈だけど、何も起こらないまま2日間が終わった
無慈悲、支笏湖を形容するならそんな言葉になるんだと思う



シングル ♯8 type.Ⅱ
ダブル KenCubeシューティングスペイ♯10 type.Ⅱ



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# by kaki1225h | 2018-05-04 20:00 | Comments(4)

2018.4.28~29 支笏湖.春の風

春一番
もしかしたら、もう二番か三番なのかもしれないし、そんなものはとうに終わっているのかもしれないけど、とかく強い風が吹いた1日だった
4/28 支笏湖南岸
予報では南西の風。虹鱒橋を降りてみると左からの強烈な風、湖水は冬の海のように荒れていた

時には立ってられないほどの風の中、シングルのロッドを終日振り倒した


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反応は3回、
フッキングせず、手応えだけを残し消えていった反応が2回、3回目の反応は30㎝程の雨鱒だった

まともにキャスト&リトリーブできたのは半分位、あとはラインが風に戻されたり、あらぬ方向に着水したり…
待機してる時間も長かったと思う
今日は暗くなるまでロッドを振ろうと思っていたけど、16時には挫折してしまった
こんな荒れた日は何かが起こる予感がしたけど、あまりに荒れすぎて釣りが成立しない、そんな1日だった


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4/29 トンネル付近に車を止める
湖面がざらざらする程度の凪、予報が告げていた強めの南南東の風が待ち遠しい


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ライズが2回、
なかなかのサイズだけど、キャストもためらわれるような湖面では投げても逃げるだけだろう
あれにはちょっかいを出さずに、ひたすらボトムを引っ張り倒した


シンプルなフライパターンが釣れると思っている。
黒いフライならオールブラックで余計なマテリアルはつけないなど、鱒に偽物と判断される要素をできるだけ省くのが最近の自分流となっている
だけど湖水にキャストされるフライには、無くても良さそうな赤のワンポイントだとか、最後にハックルをひと巻きだとか、理論とは違う余計なデコレーションが随所にほどこされている。
もしこれで釣れたりしたら『赤のワンポイントが効いた』なんてブログに書くかもしれない。
鱒がいるのに何をやっても無反応で、打つ手なしの窮地に追い込まれた時には、見た目が水草のくずみたいな本当にシンプルなフライを結んでみようと思う


そんなことを考えながらの長い長いカウントダウン、
type.Ⅱのラインは6~7mは沈んだだろうか
リトリーブの終盤、ラインがずっしりと重くなる
水中深くからグネグネとした生命感、待ちに待った感触が伝わってきた


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メジャーをきっちりあてれなかったけどサイズは57㎝位、小さな目が印象的な鱒だった
今日は昼までの釣り、
せっかく東からのいい風が吹き始めたけど、潔くロッドを畳んだ

暖かな春の風だった



Kencubeシューティングスペイtype.Ⅱ ♯10



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# by kaki1225h | 2018-04-29 14:38 | Comments(4)

2018.4.21 シコナイト

誰が呼んだかシコナイト、もしかしたら誰ひとりとして、そんな呼び方はしてないのかもしれないけど、勝手にシコナイトと呼んでいる
夜の支笏湖の話だ

4月。例年より少し早い時期に夜の扉を開けたのは初めてのこと。

慣れだとか、順応だとか、そんなものが全くない1発目の夜はさすがに怖い
何が怖いかを考えることすら怖くて、釣りに集中するしかないのだけど、これを数回繰り返すと不思議と次のナイトが待ち遠しく思えてしまう

夕暮れの少し前に、昨年秋シーズンの日中に何度もバラしてしまった崖下のポイントに入る。
そして夜の到来を待った


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あたり一帯が獣臭い
鼻が痛くなるほどの臭いに我慢できず、徒歩移動でポイントを大きく変えた
背後の林がガサガサ揺れたり、パキンと枝が折れる音には過剰に反応してしまい、何度か熊撃退スプレーの安全ピンを外しては釣りを中断した夜だった
釣り座をかまえ、おっかなびっくりのキャスト、
ラインはフローティング
数投目のリトリーブ中にズンと衝撃が伝わるがのらない。
ボイルらしき音は近場から聞こえてくる
日没直後にザワザワと動き出した生命感はすぐに消え失せ、長い沈黙の時間が訪れた
1ヶ所で粘るのはやめて、歩いてはキャストを繰り返す
見上げると三日月がぽかんと輝いている
ほのかに明るい湖畔をライト無しで歩いてゆく


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森の中から聞こえる物音が、自分の後をついてきている気配を感じる
思いきって大きめのライトを取り出して照らしてみると、木々の隙間に目が2つ光っている
昔聞いた山に詳しい人の話では、熊の目は赤く光るという
白っぽく光っているのを確認して釣りを続けた
もう熊でさえなければ何でもいいと本気で思っている(笑)
まもなく21時半になるところでロッドを畳んだ
湖面があまりにも静かすぎて、粘ってもダメと判断してのことだ

また来ようと思う。
その時はルアーのような大きなフライを試してみるつもりだ





シングル♯8 フローティング


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# by kaki1225h | 2018-04-21 23:56 | Comments(2)

2018.4.8 支笏湖.残雪

支笏湖南岸。
残雪に足をとられながら斜面を下りたのが13時、それから3時間ほどの間、トンネル付近をウロウロと歩いた


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例年、4月の下旬頃からブラウンとの遭遇率が高くなってくるように感じている。残雪の厚みをみると、まだちょっと時期が早いだろうか
今時期は道南で鮭稚魚にボイルする海雨を狙うのが旬の釣りだと思うけど、これはなかなかタイミングが難しくて、自分が行った日が不発で、前の日はボコボコだったのに…だとか、翌日は祭だったとか…そんなのばかりでドンピシャで釣りに行けたことはいちどもない
今春はそんな道南の釣りを選択肢から外して、支笏湖の厳しさや切なさに挫折し、時には優しさにも触れてみたいと思っている

シングルロッドにtype.Ⅱのシューティングヘッド、良く言えばレトロ風なスタイルで一定の区間を繰り返し攻めた
凪の湖面が西からの風でざわざわと揺れ始めたタイミングで、ラインがズンと重くなる
40クラスのブラウンを慎重にランディング。
バレても精神的ダメージの少ないサイズなのに妙に嬉しい。ここが支笏湖で、今期初めてのブラウンだからだろうか。


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ここは前にライズを見た場所で、昨シーズンの1匹目もこの場所だった。シングルロッドでチョイ投げするしか攻め方がないポイントだけど、貴重な引き出しのひとつになりそうだ
16時。反応はあの1匹だけでタイムリミットになってしまった
今日も大鱒はかすりもしなかったけど、数日通った支笏湖からのささやかな参加賞が心の救いとなっている


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# by kaki1225h | 2018-04-08 20:41 | Comments(6)