2019.1.14 島牧.車中泊

車中泊が好きだ
前日のうちに車を走らせて、夜を車の中で過ごす
雪がしんしんと降り積もったり、星空が綺麗だったり、時にはちょっと怖い思いをしたり…
そんな、することが何もない贅沢な時間が今夜もゆっくりと過ぎていく
複数のシュラフを組み合わせて寝床を作ったりして、ずっとソワソワしていたのだけど、普段あまり飲むことのないお酒を飲んだせいなのか、眠りに落ちるまでそう時間はかからなかった

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道中にみた車の外気温計はマイナス14℃、朝起きるとシュラフから出ていた顔が感覚がなくなるくらい冷たくなっていたので、次回は何らかの対策をしようと思っている

島牧海岸を訪れるのは今期2度目、
今回は川には走らず、海雨釣りに没頭するつもりだ

実は今朝は2度寝してしまい、海岸に立ったのは9時近くだった
何処のポイントに立つかで明暗が別れたりもするので、早くもダメな雰囲気がぷんぷん漂っている自分がいる

ほぼ無風、波は凪、
レストハウス~赤灯のあたりでは、ポツポツと釣れているし、大鱒が2度3度ランドされているのを遠目に見た
私のロッドにもチャンスは巡ってきたのだけど、3度訪れたチャンスをことごとく物にすることが出来なかった
ここでは波がなくても濁りが多少でもあれば、魚は入ってくることを学ばせてもらった

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午後からは18番~生コン付近でロッドを振った
ボンズの文字が頭に浮かび始めた頃に、ボイルしている群れを見つける
釣れたのは40クラスが2匹だけだったけど、魚の感触に触れることもできたのが何よりだった

これからは釣りと車中泊がセットになりそうで、そうなると家族の白い目がますます白くなりそうでちょっと怖い気がしている



#10 typeⅡ


# by kaki1225h | 2019-01-15 13:37 | Comments(4)

2019.1.4 道南へ

禁煙は成し遂げたと思っている
最後の1本に火をつけたあの日から、まもなく1年と半年が経とうとしている
コンビニの駐車スペースで何処かから煙草の煙が流れてきても心が揺れることもなくなったし、深夜のロングドライブでも口が寂しくは感じなくなった
経済効果に関しては、あるような無いような…よく分からないのが本当のところだ

そんなことを考えながらの道南へ旅路だった

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島牧海岸の駐車スペースに車を滑り込ませたのは、ちょうど夜が明けた頃だった
通称18番、
既にアングラー達がずらりと等間隔に並んでいる
自分はダービーに参加している訳でもないので混雑している島牧にこだわる必要はないのだけど、何故か毎々ここへ足を運んでしまう
数々の思い出がそうさせるのだと思う

ロッドを振ったのはアングラーが途切れる右端でだ
数投目で40クラスのアメマスをランド、
今年のファーストフィッシュとなった

サーフでの写真は苦手で、いつも魚が跳ねたり転がったりして砂だらけになってしまう
そうなる前にすばやく撮影するのがベストなのだろうけど、
綺麗に撮りたい気持ちと、早く海に戻してあげたい気持ちが入り交じって、ますます焦ってしまう
今回もやっぱり上手くは撮れなかった…

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島牧海岸では3時間ロッドを振ったけど、その後は反応はえられなかった
午後からはスイングの釣りがしたくて川へ移動

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お目当ての川は誰もおらず、貸し切り状態だった
流れが弱くてラインが思うようにスイングしなかったけど、リトリーブをおりまぜて、いい魚に出会うことができた

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枯れたイタドリだらけの雪深い河原を歩くのは本当に辛かったけど、この1匹で全て報われたような気がしている





# by kaki1225h | 2019-01-04 20:51 | Comments(6)

2018.12.23 支笏湖.未完

いつの年も12月は慌ただしくて、あれよあれよという間にクリスマスが過ぎ去り、大晦日がやってくる

たまには、少しゆとりのある師走があってもいいだろうと考えたりしたけど、やっぱり今年も多忙な12月が全力疾走で駆け抜けようとしている

息抜きがしたい

家でも仕事でも息がつまりそうなことが多々あるものだから、たまには広大なフィールドに出て、くたびれた心を浄化しようと思う


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支笏湖。今回で最後と前に書いた気がするけど、気負わずに午後の一時を過ごすにはここしかない
車を止めたのは、美笛とトンネルの中間くらい
各ポイントに車が止まっているのを見て、なぜだか安心感を覚えた

結論から書くと、2時間ロッドを振って全くの無反応
風が吹くのを待つ時間を長くとったけど、波が立つような風は終始吹かなかった

昔どこかで見た水墨画のような白く霞んだ山々を眺めている
そうしていると、日常生活の慌ただしさなんて小さな事なんだと感じてしまう

雪がチラチラ落ちてきた
水温は6度、寒さに耐性ができてない指先がなにより辛い

魚を見たのは2度、いずれも大きな魚だった
フライでは届かない距離で、もわんと音もなく水面に姿を表し消えていった

有終の美を飾れもせず、トボトボと帰りの小道を歩く、
寂しいような切ないような気持ちを抱えて。
そんな自分の姿に少しだけ哀愁を感じている




#10 シューティングスペイ typeⅡ


# by kaki1225h | 2018-12-23 19:12 | Comments(6)

2018.12.2 支笏湖.「待ち」

おそらく年内ラストになるであろう支笏湖へ
車をとめたのは美笛近辺
時間はまもなく正午、今日もゆったりスタイルでの釣りだ
午後からはプラス気温の予報、暖かな日射しが湖に注いでいる
表層の水温は9℃、波は湖面がさわさわと揺れる程度だ


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今日は歩く釣りをしようと思う
2~3投して左へ少し移動、その繰り返しで広範囲を探っていく
ヤル気のある魚の1匹くらいは居てくれるだろう

1回目の反応はブレイク付近、
ラインがずっしり重くなりグングンの感触、だけどフッキングが甘かったのかすぐに外れてしまった

さほど移動せずに次の反応が訪れる
シューティングスペイラインを、オーバーヘッドでぶん投げた後のカウントダウン中にラインが持っていかれた
予期してない反応に慌ててラインを引いたけど魚はもうついていなかった

更に左へ左へと歩を進めていく

今度はリトリーブ中に違和感を感じる
魚がフライについてきているようだ
コン、ココンと左手に生命感が伝わるが、魚が小さいのか最後までフッキングはしなかった

こんなに魚っ気があるのにキャッチできないのは、波が弱いからなのだろうか
時折右から風が抜け、波が強まることが数回あったけど、そんな時だったらフッキングしていたように思う
波がない時はキャストするべきではなかったということか‥

「待つ」がなかなかできない1年だったけど、たぶん来シーズンも待てない釣りが続くような気がしている


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#10シューティングスペイ typeⅡ
2X ティペットなし


# by kaki1225h | 2018-12-03 10:58 | Comments(4)

2018.11.25 支笏湖.洞門前

季節外れの小雨、気温は終始プラスだった
初冬の支笏湖を訪れたのは正午近く
予報では南からの風、北岸のことはあまり分からないのでやはり南岸を走る道に車をいれた

このポイントに立てば、右からの風が入ってくる筈…
そんな読みで湖岸に降りると、左前からの風がほどほどの波をおこしていた
とにかく波はある(笑)
釣れる確率がほんの数パーセントだけあがったような気がした


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年に1~2回しか来ることがなくなった苔の洞門前
この場所に立つ時は、いつもの「釣れるまで帰らない」の心持ちに、「苔が生えるまで粘ろう」の決意が加わる

ルアーロッドを振っていた頃、支笏湖で初めて50クラスの鱒にお目にかかった杭のポイントが懐かしい
そんな思い出の詳細をひとつひとつ記した支笏湖ノートの作成に勤しんだ日々もあったけど、支笏湖鱒の規則性がほんの少し見えただけで、その後は挫折してしまったっけ

ここでは長いこと大きな魚は釣っていないけど、気持ちよくロッドを振りたい時にはつい足を運んでしまう

今日は細かく徒歩移動しながらロッドを振ろうと思っていたけど、右も左も見える範囲にずらりと人が立ち並んでいる
自分には相性の悪い場所だけど、そこそこ人気の場所らしく今日の盛況ぶりには驚いてしまう

釣れる気がまったくしないまま、終了時間が近づいた
支笏湖の釣りは今年最後になるのかも…
そう思うと、なかなかやめ時を見つけることができなかった



#10 シューティングスペイ typeⅡ


# by kaki1225h | 2018-11-25 17:15 | Comments(4)

2018.11.17 支笏湖.初雪

支笏湖南岸
道路沿いのあちこちに多くの車が止まっているのを見る
少し焦りながら路肩に車を寄せたのは土曜の午後のこと
湖岸に下りると、荒涼としたモノトーンな風景に寂しさのような感情を覚えた
ガサガサと落ち葉を踏みながら、歩いてゆく
長い冬がすぐそこまで来ている、そんなことを思いながら

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状況はこの上なかった
この場所でこの波風、この時間帯
過去、こんな状況下では高い確率で魚の反応を得ている
ヒットがある前提で、走られた時のライン処理、ランディングする場所をイメージしながらのキャストを繰り返した

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時間は15時をまわった
1ヵ所で粘る釣りを選択したのだけど、単調すぎてそろそろ集中力が限界だ
こんな時に限って大鱒からの不意討ちがくると身構えているのだけど、やっぱり少しでも意識していると不意討ちはこないようだ

気がつくとチラチラと雪が舞っている
今年初めて見た雪、湖面に落ちては消えていく
対岸の山々がシルエットに変わった
冬に向かうフィールドはいつの時も寂しさが募ってしまう

終わりにしよう

今日の釣りを終わりにするのか、今年の支笏湖を終わりにするのか、答えも分からないままロッドを畳んだ



#10 シューティングスペイ typeⅡ


# by kaki1225h | 2018-11-17 19:40 | Comments(6)

2018.11.11 支笏湖.後半戦緒戦

小さな羽虫への繊細なライズ、
もしかしたら、そんな場面に遭遇するかもしれない…

支笏湖南岸
フローティングラインとドライフライのボックスを小脇にかかえ、ライズする鱒を探してみたけど、長くは続かなかった。
何せ待つことが苦手で、スーパーのレジや銀行のATMですら並べなくていつも敬遠しているくらいだ。やっぱり5分も待てずにシンキングラインをセットしていた


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type.Ⅱのシューティングスペイライン、
少しのバックスペースがあればキャスト可能だが、支笏トンネル付近一帯では、その僅かなスペースさえもなかった
あちこちで木々が湖に倒れこみ、水も多いものだから湖岸を歩くだけで、あちこち擦り傷だらけになってしまう
屈んだ体勢で窮屈なキャスト、そんな釣りを続けながら数回目の徒歩移動で岩盤ポイントに辿りつく
風は西から。時に強めに吹き、右への湖流をつくっている
15時でやめようと決めてロッドを振っていたのだが、まさにその15時だった
ロングキャスト。あまり沈めずにリトリーブ、その4~5回目にズゥンと生命感が伝わった
なかなかの重量感に緊張が走る
昨年の秋シーズンはかけた魚にことごとく逃げられたものだから、祈るような気持ちでロッドを支えていた
「走るのか、ジャンプか」と、心の準備をした直後にギラギラの魚体がドバンとジャンプ、同時にロッドに伝わる重みが消えた
開いた口から魂が抜けそうになり、慌てて吸い込む

秋シーズンの支笏湖緒戦、早くも立ち直れる気がしないでいる


# by kaki1225h | 2018-11-11 18:46 | Comments(8)

2018.11.4 渓流と落ち葉

日曜の支笏湖は、予報では弱い南風
凪の湖で辛い思いをするくらいならと、今シーズン最後になるだろう渓流へと車を走らせた

道中、右眼下にそこそこの波が立っている支笏湖南岸を見る
積んでるロッドは#3と#4…
いつもの駐車スペースは空いている…
う~んと迷いながら支笏湖道路を通り抜けた
期待すると吹かないの支笏湖の風に、釣行しない時にまで翻弄されていると思うとなんだか笑えてくる


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最近よく足を運ぶようになった川沿いの空き地には車を滑りこませる
人気のある川では日曜ともなると、入る場所がないのはよくあることで、
時にはすぐ上に入渓されたり、下から追いついてきた人が気になって急ぎ足になったり…
ゆっくり釣りを楽しむというよりも、競争しているような感覚だ

ここは大きな魚は期待できないけど、あまり釣り人とバッティングすることもなく、自分のペースでロッドを振れるお気に入りの川となっている


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正午をピークに気温が上がるのを見込んでのドライフライでの釣り上がり
メイフライのハッチと虹鱒のライズを期待したけど、流石にもうシーズン終盤すぎて、そんな場面には出会えなかった
ぽつりぽつりと流芯の脇から中小型の虹鱒が反応してくる
フラットな水面に足を一歩踏み入れた時に、大きな魚影が深みに消えていったのを見たけど、今日大きな魚を見たのはこれだけだった


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秋は1日が早い
午後も3時を過ぎると、夕暮れがあっという間に訪れるように感じて、急ぎ足で川からあがった
アスファルトの路面を歩く
気温が下がっているのを肌で感じる
道端でカサカサと風に揺れる落ち葉に、冬の訪れを感じていた






# by kaki1225h | 2018-11-04 19:47 | Comments(4)

2018.10.14 雨と紅葉

紅葉の山々が雨に濡れている
1匹でるかどうかの支笏湖を敬遠して、数が出る小渓流へ車を寄せていた
道脇では赤く色づいた楓の葉が、しっとりと濡れている
天気は雨、降ったり止んだりの繰り返しで、終始肌寒い1日だった


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秋の虹鱒釣り
ライズを探しての釣りは早々に諦めた
フラットな流れに出てきてライズする鱒は不在のようで、
反応があるのは少し早めの流れからだった

2つの渓流でゆったりと半日を過ごした
自宅から1時間弱の、体にも財布にも優しい距離での釣りが多くなったのは、日々疲れているのだろうか

少し物足りなさを感じているけど、紅葉の渓流で数匹の虹鱒をリリースできたのだから、いい休日を過ごせたように思う


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次回は支笏湖、ドキドキしながら大鱒と対峙したいと願っている
日中になるか夜になるかは分からないけど、なぜか頭の中のイメージは、月明かりが湖面を照らしていた





# by kaki1225h | 2018-10-14 17:24 | Comments(2)

2018.9.24 時雨

虹鱒の秋
フラットな流れでライズする大型の虹鱒と対峙する、そんなドキドキ感が恋しくて、久しぶりに釣りに出かける予定を組んだ

50とか60とか、そんなサイズが潜む渓流は週末ともなると競争率が高くて、おちおちライズなんて待ってられやしない
ゆったりスタイルとなったここ数年は、そんな激戦区は敬遠するようになった

昔、友人に教えてもらった渓谷に車を走らせる
橋の上に車を止めて眼下を覗きこむと、やや渇水した流れが霧に霞んでいた

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この日訪れたチャンス1度だけ、
ライズはしなかったけど、ブラインドで投げた小さなカディスパターンにモコッと水面が割れた
この川で釣れる虹鱒は大きくても40台後半まで、それ以上のは釣ったことも聞いたこともなかったけど、いま目の前でジャンプを繰り返している魚体はどう見ても50クラスだ
慎重に慎重にやり取りしのたけど、最後は5Xのティペットがプツンと切れてしまった
写真を撮ってる場合ではなかったと悔やんでしまう


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その後は車で上流に移動するも、一時だけ降った雨の影響なのか川の色が一気に変わった
少し目を離しただけの間に、透明だった流れが白っぽくなっていたのは驚いた
ここは函状で、何度か流れを横断しながら釣り上がってきたものだから、事は急を要する
川底が見えないが渡るしかない、そんな場面を数回繰り返し、
橋に登る斜面まで辿り着いた
明らかに水が増えている
たいした雨ではなかったけど、きっと源流部ではそれなりの量が降ったのだろう

川原では小型の熊の足跡にドキリとし、林道ではこれまで見たこともないほどの巨大な熊の糞を見て背筋が伸びた

帰りの道中、
怖いもの知らずで釣りをしていた若い頃の自分をなんとなく思い出していた


# by kaki1225h | 2018-09-25 07:31 | Comments(6)

2018.9.2 小渓流

今日は小渓流
自宅からそう遠くない距離で軽くロッドを振れる、そんな川を探して車を走らせてのことだ

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ひとつ目の新規開拓の川は空振り
渓相は抜群で、川底の石をはぐると川虫がたくさんついてるけど、なぜか魚は1匹も反応しなかった
今日は遅めのスタートだったから、誰かが釣りをした後だったのかも…
もし機会があったなら、また訪れてみようと思う

ふたつ目の川は、ヤマメ狙いによく入った川
やや上流域の初めて入る区間を歩いてみる
きっと水量はいつもより多いのだろう
川幅いっぱいに押しの強い水が流れていて、終始、川の中を歩いての釣りだった
3番のロッドでドライフライを落としていく

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大きな魚は期待してはいけない
小渓流の釣りでは、小さなサイズを繊細に狙うのが流儀となっている
出てくるのは全てニジマスだった
小渓流に似合わないサイズもいたけど、フライを見切ったのか反転して去っていった

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軽くロッドを振りたい
そんな時があったなら、またここを訪れてみようと思う



# by kaki1225h | 2018-09-02 16:48 | Comments(4)

2018.8.12 オホーツク.夏の思い出

オホーツク海に注ぐ小さな河口に車を滑り込ませたのは、8/12の夕方のこと
車をとめるスペースは去年より更に狭くなっていて、運良く何とか駐車できたけども、ここを訪れるのはもう無理な気がする
ロッドを振ったのは17時から夕暮れまで
海岸線にはズラリと釣り人が並んでいるけど、鱒の姿は離れたところで跳ねる姿を数回見ただけだった


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翌朝は友人に教えてもらったポイントに立ってみた
期待していた夜明からの2時間は、鱒の姿を見ることもなく終了、
ひと休みしに、1時間ほど車に戻った
後から知ったのだが車に戻った直後に大きな群れが入ったようで、その場にとどまっていた地元の方はピカピカの魚体を3匹も手にしていた。
せっかくのチャンスタイムを逃したのがあまりに悔しくて、その後の沿岸パトロールは気合いが入った
だけど大きな群れが去った後の海岸は魚の気配もなく、昼前には自分1人になっていた
集中力が切れそうになると数匹の鱒が姿を現すが、これがなかなか釣れない
長い時間を費やし、待望のヒットが訪れる。
魚を散らす覚悟のロングキャスト&ファストリトリーブでのヒットだった
ギラギラした魚体が波打ち際で粘り強く抵抗している
そこから沖への疾走、ラインをうまく送り出せずリーダーがブツンと切れてしまう


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その後もフラフラになるまで鱒を探し続けたけど、14時には心身共に燃え尽きてしまう

オホーツク海、青い空、カラフトの疾走、
釣果はなかったけど、あんな夏があったなぁと振り返れる思い出がひとつ出来たような気がしている


# by kaki1225h | 2018-08-14 07:23 | Comments(4)

2018.7.20 2匹の岩魚

やっぱりまだ水が多かった
数日は雨が降ってなかったけど、長雨の増水の名残で、岸は無くなっており、流れも早い
今シーズン2度目になる岩魚の川は、釣りになるギリギリの状況だった


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いつも歩いていた川原がなく、川通しで進む
水はクリアだ
流れの穏やかな深瀬を見つけて、ラインを引き出した


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キラキラした流れ、大きなドライフライ、そして注文通りの岩魚
2匹目はメジャーをあてると50㎝、理想的な釣りだった


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川幅が狭くなるにつれて流れが強くなる
川縁を慎重に歩いていく
ウェーダーの右足に違和感、どうやら穴が開いたようでじんわりと浸水している
夏の渓流では4~5000円の安いウェーダーを履いている。
どこかから水漏れしたら買い替えで、少なくてもワンシーズンに1着は購入となっている。
高価なものは丈夫で長持ちするのかもしれないけど、渓歩きでは何となく勿体ない気がして、今のスタイルに落ち着いてしまっている
14時。どうしても川を渡れないところがあり、林道に上がった
釣り人のプレッシャーがかかってない増水から平水に戻るチャンスタイムなのだから、まだまだ釣れそうだったけど、何となく車へ向かって歩いていた

ウェーダーの浸水が理由じゃなく、満足したからだと思う
好きな川でロッドを振り、大きな岩魚が2匹
これ以上求めるものは何もない、乾いた林道を歩きながらそんな思いにひたっていた


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IT 354.16

# by kaki1225h | 2018-07-20 17:25 | Comments(4)

2018.7.14 増水の川で

大きな水害が各地で発生している
北海道内の河川も氾濫注意報や浸水想定のエリアが報じられたりして、釣りに出かけるのはちょっと躊躇ってしまう
ニュースで見た『ライフラインを脅かす豪雨』のテロップがフライラインに見えてしまって、つい1ヶ月も釣りをしてないことを思い出す

降雨の少ないエリアを選んで、車を走らせたのは金曜の夜のことだ

目的の岩魚の川は想像以上の水の量、大きく移動して第二候補の川でロッドを振った


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増水した流れを避けて、かなり上流まで来ている
水は多いが濁りは薄い
♯4のロッドでニンフを流すと、ポツポツと渓魚達が反応してくれた


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足下の石からカナヘビが顔を出した
後で知ったのだけど、尾が青いのはニホントカゲの子供らしい
捕まえて飼いたい、そんなことを少し考えたら、危険を察知したのかシュルシュルッと草の中に去っていった


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大きな蜘蛛が顔の近くにぶら下がっていたり、毒々しい色の毛虫が袖についていたりと、苦手な虫だらけな釣りだったけど、ロッドを振れて鱒に触れることができた

明日からは雨、
つかの間の青空に湿った風を感じた



IT  354.23


# by kaki1225h | 2018-07-14 19:39 | Comments(4)

2018.6.19 支笏湖.霧の夜

暮れゆく空を見ている
霧におおわれた湖が薄いグレー色に変わっていくと、ざわざわと生命感が動き出すのを感じた


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今では、すっかり日が落ちるのは20時くらい
仕事を19時に切り上げると、湖畔に着く頃にはうっすらと明かりが残っている
実はこの時に釣れてしまうことがたまにあって、そんな時はナイト突入前にロッドを畳んでいる
『ナイトで釣る』、そんなこだわりが芽生えてからは、イブニングはやり過ごし、夜を待つようになった
数歩歩くのも困難な真っ暗闇の中で、フライフィッシングをする…そんなトラブルだらけの難しい釣りに、楽しみを見出だしている今日この頃だ


湾の中央にさしかかる頃には霧は雨に変わっていた
湖面は凪
暗闇の中、雨が音もなく肌を濡らし続けた


人は視覚が無くなると、耳が冴えてくると聞いたことがある
いまさっきのことだ。耳元で呼吸のような息づかいが聞こえて戸惑っている
息をスーッと吸ってハァーと吐く、後者の吐くほうの音だ
今夜は感覚が冴えすぎていて、自分の呼吸音が何かに反響し、それを拾ったのだと思うことにする
夜は分からないことだらけで困ってしまうのだけど、そんな時は『この世に科学で解明できない事はない』と、普段は考えたことすらない文言を持ち出しては自分を保っている


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大きく徒歩移動し、岩場の岬にきた
シトシトとまとわりつくような雨が止むと、右からの風が湖面を揺らし始める
フライを小刻みに動かした直後にガボッの音、
ラインを引くと、ずっしりと重い
重さを計るようにロッドを立てると、勢いよくラインが持っていかれた
リールからラインがどんどん出ていく
寄せて走られて、更にラインが出ていく
何かおかしい…
首を振る感触が伝わってこないものだから虹鱒かと思ったけど、ライトが照らしたのは45㎝程のブラウン、胸ビレのあたりにスレがかりしていた
十分ドキドキさせてはもらったけど、あまりに落胆が大きくて、もうロッドを振る気持ちにはならなかった


車までの帰り道、
さわさわと風が鳴る。木の葉がひとつふたつ、はらりと舞い落ちた感覚があった




シングル#8 フローティング
ティペット フロロ2X


# by kaki1225h | 2018-06-19 23:59 | Comments(4)