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2017.11.26 支笏湖.雪景色

湖は白く霞んでいた
もう何連敗してるのかも分からないほど、負けがこんでいる支笏湖の釣り、結果からいうと今回もノーフィッシュだ
反応はあるもののキャッチができない、そんな支笏湖戦線が長く続いている


後半戦になって初めて美笛エリアを訪れてみた
ゲートの前に車を止め、雪に覆われた道を歩いた


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杭のポイント、例年後半戦に何度か鱒を釣っている場所だ
ここで8時半から6時間ロッドを振った
風は右から吹いたり左から吹いたりで不安定な1日だった
鱒からの反応は2回、
1度目はフッキングしたものの、すぐにバレてしまう。
ラインを回収すると、固く結んだ筈のフライとティペットの結び目がほどけていた。
水面下にギラギラと見えた魚体は40クラスだったから落胆は小さくてすんだのだと思う

2度目はリトリーブ中にフライの後方でバシャと水面が割れた、こちらは違和感があったのかフライに触れずにユーターンしたようだ
その他に見たライズは2回、どちらも決して遠くはなかった
フライは届いていて鱒の視界に入ってる筈だけど、波が弱いと見切られてしまうようだ

なかなか釣れない支笏湖の1匹だけど、年内にもう1度くらいは挑んでみようと思っている

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by kaki1225h | 2017-11-26 18:31 | Comments(4)

2017.11.12 支笏湖.連敗

支笏湖の貴重な貴重な1匹に逃げられる、
そんな釣りが続いてるものだから、他のフィールドへシフトができずにやきもきもしている

本流の雨鱒をスイングで釣るシーズンがやってきたけど、今週末も支笏湖だ
リセットとかリニューアルなんて言葉が好きなほうだけど、『釣るまで帰らない』の気持ちは、毎回毎回新調しすぎて、もうたいして効用もなくなってきている。
風向きや地形よりも、釣れるジンクスだとか心構えを考えてるくらいだから、支笏湖の攻略法なんて持っていない。
ゲン担ぎで、おにぎりの具の選択だとか、テレビで見た山羊座のラッキーアイテムなんかに細心の注意を払っている今日この頃だ




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南岸の崖下、3度バラしている因縁の場所に立つ
鱒が回遊するのか、それとも居着いているのか…ほぼ毎回反応を得ている岩盤地帯のブレイクラインが狙いだ
バックがないうえに、ダブハンを振るにはポイントまで近すぎるし、頭上の木の枝がスカジットキャストを妨げるし…決して気持ちよくロッドを振れる場所ではない

今日は北西の風、右への湖流ができている
鱒の反応があった日はいずれも逆の湖流だった、立ち位置を少し変えて窮屈なキャストでヒットゾーンにラインを入れた


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3~4投目、さほど沈めていないフライが水草に触れたような違和感を拾う
ドキドキしながらリトリーブを続けると、すぐにラインがグーンと引っ張られ、直後にフッと軽くなった
前回、体の中から魂が出そうになったが、今回は少しだけ出たのかもしれない

4回もバラすなんてあまりに情けないので、今のはアタリがあっただけでバラシではないと思うことにする
何時ものように無反応ならあきらめもつくのだろう、だけどバラシたりアタったりするとまた来ざるえない
支笏湖の鱒をなんとか釣ってやろうと思ってるけど、
目の前に餌をちらつかされ、釣られてるのは自分なのかもしれません……


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by kaki1225h | 2017-11-12 21:37 | Comments(4)

2017.11.4 支笏湖.2時間

釣りができるのは2時間だけ
僅かな時間の為に車を走らせることはない、そう思いとどまる気持ちを振り払って家を出たのは午後の1時過ぎだった


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今日行かなければ次は1週間後、それだって確かじゃあない。
とにかくフィールドに立ってロッドを振る、それが健全な生活をおくるうえでの精神安定剤となっている今日この頃だ


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予報では北西からの強めの風、
頭の中の支笏湖地図に風向きの矢印を描いたけども今日は時間との戦いだ、少しでも近いポイントに車を滑り込ませた


洞門前、いつもは通り過ぎるだけの場所。
昔、車で入れた湖畔への小道はもう道じゃなくなっていた。
期待していた濁りはなかったけど、湖は程よく荒れている。
ルアーとフライの二刀流だった頃に、ゴールドに赤ラインの入ったスプーンで初めて50クラスのシコニジを釣った杭のポイントに立つ。そして苔がはえるほど粘った


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あの頃、朝から晩までここで過ごした事を懐かしく思い出す
まともな魚はほんの数回しか釣ったことがなかった筈、フライでもルアーでもだ
そんな相性が悪い場所だけど、波風が何かを呼び込んでくれそうな気がして集中力は切らさずにキャストを繰り返した


もの思いに更けっていると、あっという間の2時間が過ぎた
未練たっぷりでロッドをたたみ、子供との待ち合わせ場所へ車を走らせた
『パパさかなつれたの?』の問いに、『練習しに行ったんだよ』と返すのだけど、きっとその顔は笑っていたと思う




Kencube シューティングスペイ♯10 type.Ⅱ

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by kaki1225h | 2017-11-05 10:28 | Comments(4)

2017.10.29 支笏湖.バラシ病

またやってしまった

秋深まる支笏湖へ。今日も懲りずに南岸だ。
前回はリトリーブが惰性になった頃の不意討ちでバラシ、その後の放心状態時にまたバラシ…
全くの無反応ならいつも通りだと諦めもつくのだけど、
いまだに左手が覚えている、鱒の感触を、あの重量感を…
恒例となっている道東の雨鱒釣りはキャンセルして、前回と同じ斜面を降りていった


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今回は序盤だった

リールからラインを引き出し、ワンキャストごとに少しづつ距離を伸ばしていく
ラインはtype.Ⅱのシューティングスペイ
湖面に漂う枯れ葉を嫌ってオーバーヘッドキャストもおり混ぜた
腰までウェーディングし、足場になるちょうどいい底石を探しながらのリトリーブ
5投目か6投目、そのくらいのタイミングだった。
リトリーブするラインがズーンと重くなり、グワングワンと強烈な生命感が伝わってきた
心の準備ができていなかったのか、全ての動作が遅れたように思う
ロッドを立てると同時にフッと何かが抜けた感触、もしかしたら私の魂だったのかもしれない
ラインが力無く湖面に落ちる
できることならバレた鱒にはそのまま静かに立ち去ってほしかったけど、派手にドバドバと水面を蹴散らしてから去っていった

フライはモンタナマラブー、
3連続バラシのフライは、フックを見直す決心がついた。
帰ったらワイドゲイプのフックを探してみるとしよう

次回の支笏湖が楽しみでしょうがない
次は確実にキャッチできる気がしている。4連続バラシなんて、いくらなんでもありえないだろうから…



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by kaki1225h | 2017-10-29 22:15 | Comments(4)

2017.10.14  支笏湖.秋空の下で

波がでてきたのは午後になってからだった

支笏湖南岸。数ヵ所でライズを見かけては、長い時間を費やした
ブレイクラインの少し沖でヌッと背中をだしたり、フライの周りをグルグルまわったり…
♯6のフローティングラインにティペットは4X、あらゆるフライでライズに挑んだ
もし自分が鱒だったら、臭いがきつくて水面でモジモジしているカメムシだけには決してライズはしないのだけど、ひとつ、またひとつと湖面のカメムシは消えていった
午前いっぱいの時間を費やしたところで、シングルロッドは手放した
ライズはとれない。そう判断してのことだ


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ダブルハンドにtype Ⅱのシューティングスペイラインを通し、再び湖と向き合った

岸近くで何度も鱒の背中を見た。沖には投げず、ブレイクゾーンと平行にフライを泳がせる
ラインの着水にはことさら気をつかいながらキャストを繰り返した


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午後になり、東からの風が湖流をつくった頃だった
リトリーブするライン越しにグウンと重い生命感が伝わった
ロッドを立てるよりも早く鱒が走りだす
ブツンとラインブレイクの感触、次の瞬間には鱒が全身を出してジャンプしていた
感覚的には虹鱒、
その流線型のシルエットは、これまで釣ったことがなく今後も釣れることがないようなサイズだった

いつもそう、緊張感が薄れた時に限って、チャンスは訪れ去っていく
ラインを確認すると、1Xリーダーと2Xティペットの結び目から切れていた。
ノットの劣化を嫌って少し前に結び直したばかりの箇所だ。
これで切れたなら、しょうがない
放心状態で空を見上げる。雲ひとつない青空だった

その後は気の抜けた釣りが続いた
40クラスがヒットするもバラシ
今度はシルエットだけではなくレッドバンドが見えたから、また虹鱒だったのだろう

秋のシーズンは、いつものブラウン狙いのタックルを改める必要がありそうだ

苦手な秋の支笏湖だけど、
今シーズンはもう少し通ってみようと思っている




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by kaki1225h | 2017-10-14 20:10 | Comments(8)

2017.10.9 支笏湖.後半戦

良い行いをすれば良い報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがある、
そんな因果応報という諺を信じている

誰もが嫌がる仕事は率先してやった
家では出来る限りの家事をやった
ゴミ拾いもしたし、禁煙は続けている

支笏湖に挑む時には、あらゆるジンクスだとか、些細なことも気にかけてトライするのだけど、
力が入りすぎれば肩を透かされ、気を弛めると思わぬ不意討ちにあったりして、敗北ばかり重ねている



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いつもの南岸に立ったのは11時すぎ。
後半戦の緒戦がナイトにならなくて、少しほっとしている
虹鱒橋と美笛、ふたつの湖岸をそれぞれゆっくり歩いた
♯6のフローティングラインに長めのリーダー&ティペットで水面下を探ったり、ドライフライを浮かべてみたり…
ダブルハンドで広い範囲を探ったりもした
あまりにも無反応すぎるのでここでもゴミ拾いをしてみたけど、
やっぱりなんの報いもなかった


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苦手な秋の支笏湖、
せっかくの休日にここに来る選択をしてしまったことを少し後悔している。
『もう来ない』そんな気持ちでロッドをたたみ、またここを訪れる…その繰り返しを長年続けてきたのだから、また近く来ることになるだろう

今日初めての冷たい風を顔に感じる
短い秋の1日が音もなく暮れようとしていた



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by kaki1225h | 2017-10-09 23:44 | Comments(4)

2017.7.7 支笏湖.夏の夜に

サカナどこいった 今宵、呪文のように何度も繰り返した言葉をまた呟いた。何故かイライラしている。嫌な事があったわけでもないし、小さな悩みの二つ三つならいつも抱えている。幾度も決死の覚悟で夜の支笏湖にトライしているのに、それに見合った対価が得られないからだろうか…。こんな精神状態の時に釣れた試しはないけれども、鱒の気配のない湖畔を小さなライトを頼りに奥へ奥へと歩いていった。

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夜の闇の中にあって更に暗い場所がある。月明かりを遮るように崖上に木々が覆い被さり、星も見えない本当の闇だ。表現するならここから先に黒いカーテンがある、そんな言葉になる。
苛立ちは怖さに勝る 誰が言ったかそんな言葉に背中を押され、思いきって黒いカーテンをくぐった。サカナどこいったの声を強く出しながらだ。湾ではないが小さな岬と岬の間にある崖の下、すぐ先に急激なブレイク、そんな場所をおそるおそる歩いた。時折帽子を触ってくるのはきっと木の枝で、しつこく唇に触れてくる髪のような感触はきっと蜘蛛の糸なのだろう。パキンと乾いた音、自分が踏んだ枯木の音に身を固くする。乾いた音が周りに響くと少し気持ちが悪い、自分の存在が森の何かに悟られるような気がして…。道路からずいぶん離れてしまった、いつもは騒しいと感じていた車の走行音が今は恋しい。
ライトに集まる羽虫を払いながらスカジットラインを取りまわせるだけのスペースに潜りこみ、腰を据える。ここまでまともなライズは1度もない。
日中、車の外気温計は28℃を表示していた。湖でロッドを出すのはさすがに無理があるだろうけど、8月の真っ昼間に白い大きな蛾を追う鱒を何度も見ている。釣れるか釣れないかの2択でいえば確率は五分だと、折れそうな気持ちに火をいれる。フローティングティップの12フィート先には巨大なディアヘアで巻いた白いカディス、梟の鳴き声を背で聞きながら時を待った。

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心が揺れている。モンスタークラスを釣りたい気持ちと、家でゴロゴロしたい気持ちが戦っている。いつもは後者が勝つか、中途半端なサイズが釣れて踏ん切りがつくのだけど、今夜は心が折れるのにそう時間はかからなかった。鱒の活性は日が落ちる寸前にクライマックスを向かえ、その後は沈黙、21時位から散発に大きなライズ音が響くのが通例だけど、今日は小さなお魚でさえ数えるほどしかライズしないのだから終了ということなのだろう。
これで夜の支笏湖通いが終わったのだと思うと、名残惜しさの片隅に、ほっとしたような気持ちがあったことを覚えている。


スカジットマックス600gr
ティップ:フローティング

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by kaki1225h | 2017-07-08 17:18 | Comments(4)

2017.6.29 支笏湖.ラストナイト

夜の支笏湖に魅せられている。
見知らぬ地に足を踏み入れるような高揚感や緊張感がそこにはある。
そんな幽境な世界が日常のすぐ隣にあることを知ってからは、普段の生活だけでは物足りなさを感じるようになった気がする。
昼間に何かのきっかけでその情景を思い出し、胸にしまう…そんな日は少しソワソワしながら仕事を片付け、帰宅ラッシュで混みあった市道を抜け支笏湖へ向かう道に車をあずける。
はやる気持ちを抑えながらだ。


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6/29、夜はまだ実績がないけど、日中の釣りでもっとも魚影の濃さを感じている崖下の奥へ。
幾夜も幾夜も訪れた場所なのに、暗闇の湖岸に1人立つと、いつも決まって背筋が伸びるような緊張感を覚える。
日常ではあってはならないような事もここではまかり通ってしまう、そんな怖さが ある。
もうピークを過ぎたのかモンカゲロウを見ることはなかった。
変わって岸辺にウグイが集結しており、ライトで照らすと無数の影が散っていく。
時には大きな影が悠々と深場へ去っていくこともあるけど、あれを釣る術は持っていない。
モンカゲ、ウグイの産卵と季節が進むのを今シーズンも感じている、次第に温くなっていく湖水と共に。
数回は耳にする大きなライズ音も今夜は1度だけ。
もう来るのはやめておこう…そんな思いがよぎる。
ウグイの産卵場に突っ込んでいく大鱒は間隔をあけてヒットアンドアウェイを繰り返しているようだった。
また来ることがあったなら、どうにかしてあの巨大な影を狙ってみたいと思う。


シングル.WF6F


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7/1、今夜で最後。多分だけど、湖の釣りで真面目に鱒を狙うのは最後になりそうだと思っている。
暗くなるのを待ち、前回ウグイが群れていた岸辺に狙いをつける。
予想外の少し沖で重力感たっぷりのライズ、予期せぬドッパーンの音に背筋が伸びる。地合というのだろうか、数ヵ所から大きなライズ音が聞こえてきた。
中でも少し沖の大鱒は度々派手なライズ音を響かせた。
おそらく同一の鱒なのだろう、バックのないここでは正面には投げれないことを知ってるかのように岸と平行に行ったり来たり…
そこへフライラインは伸ばせなかったけど、代わりに背筋が5回は伸びたと思う。
狙ってる場所に肝心のウグイが全くいないのに気がついたのは、それからしばらく後の事だ。
今回に限ってなぜいない?
帰り際に湖底にライトを向けるとエビの多さに驚いた。
特に水中の倒木にはびっしりと…寒気をおぼえるくらいの数だった。
岩の上にはカワニナ、何故か夜になると水面の岩まで出てくるらしい。
岩の下からはヨシノボリ、踏まないようにヨタヨタと歩く…敗北感だとか未練だとか、そんなもの全てを噛みしめながら。


シングル.WF6F


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by kaki1225h | 2017-07-01 23:45 | Comments(4)

2017.6.24 支笏湖で過ごす午後

支笏湖南岸で過ごした土曜の午後。季節は6月下旬、初夏だ。久しぶりの日中の釣りは、蝉の鳴き声を背に浴びながら夕暮れまで続いた。

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グレーの雲に覆われた空から時折太陽が顔をだす。向きの定まらない風は吹いたり止んだり。序盤はライズのひとつも見る事がなく、徒歩移動で崖下のいちばん奥へ。15時くらいから大きめなライズ音が散発で起こるが狙える程その数は多くはなく、狙いが定められずにいた。時に岸辺の木々の下だったり、シングルロッドではちょっと届かない沖だったり…。湖ではフライロッドを振りながら歩くのは鱒を散らしてしまうのか、あまりいい思いがなく、釣り座を構えてじっくり狙うスタイルをとっている。波の向きが左から右からと向きを変える中、その座が見つからない1日だった。

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時折ドキッとするフォームで水面を割るアメマスはなかなかのサイズが混じる。低番手のロッドならナイスファイトが楽しめるのでは…やがて旬を迎えるであろうモンカゲロウのシルエットを目で追いながら、そんな思いに更けっていた。

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by kaki1225h | 2017-06-25 10:51 | Comments(4)

2017.6.17 支笏湖.夜の話

夜の話だ。鼻をつままれても気付かない程の黒い湖岸をおそるおそる歩いた。思えば人一倍怖がりの自分が夜の支笏湖を訪れるなんて、まっとうな道から足を踏み外したのはいつだっただろう。
たっぷりと時間をかけて夜の空気を吸い込む。うまく言葉では言い表せないけど、そうすることで少しだけこの闇の世界に受け入れられる、そんな気がしている。ただの怖さ紛らわしだけど、黒が濃い夜にはいつもそうしている。

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夜はシンキングラインの釣りが通用しない。経験が足りないだけかもしれないが、あまりにも反応がないものだから今ではもっぱら浮かべている。実は水を吸ったフライが沈んでるのかもしれないが、それはそれでいいと思ってる。

支笏湖通いを幾夜も重ねると、鱒の気配濃厚な日がたまにある。森の音がしない湿った夜だ。そんな時は早々に鱒を釣り、長居せずに帰るようにしている。勿体ない気もするけど、早くこの場を離れたほうがいい、そんな雰囲気を肌で感じてのことだ。

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今夜は崖下の湾で粘った。先日、友人から送られてきた画像には67のブラウン、凪の夜だったようだ。ルアーでのヒットとあったが、フライでこんなサイズを釣りたいと根が生えたように粘った。
ライトをつけるのが怖くて、手元を照せるだけの小さなライトを頼ってフライを替える。なぜ怖いのかは考えないほうがいいと本能がいっている。
今夜は星空。ふくろうが背後の森で鳴いている。何度かラインが引かれる感触があるが乗らない。ピックアップ際には大きな何かが身をひるがえし去っていくのを気配で感じる。
夜は鱒を大胆にさせると思っていたけど、どうやら違うようだとやっと気がついた。太いティペットに真っ白な大きなフライをつけてヘビィなロッドでぶん投げる、夜に踊らされているのは自分だったようだ。
1度だけずっしりとした重量感がロッドに乗ったけど、すぐにフックオフ、願い叶わぬ夜がまたひとつ過ぎていった


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by kaki1225h | 2017-06-18 10:47 | Comments(6)