タグ:十勝川 ( 7 ) タグの人気記事

2016.11.20 霧の十勝川

十勝の大地は深い霧に包まれていた

相次ぐ台風に見舞われた痕跡があちこちに見受けられる。友とふたり、恐る恐る川原の踏み後を辿っていった




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河川林から川岸に下りるのには苦労した。川岸がえぐりとられ相当な落差、ちょっとした崖となっていた

水の色は白っぽい濁り。大きな泡の塊が上流から何度も流れてきた

不安感いっぱいでランの上から流していく

富良野から来たというアングラー2人も流れに刺さる。こちらはルアーだ

フライ2つにルアー2つがランを下っていき、4つ揃って無反応。早朝のプライムタイムにだ。
ここに雨鱒は留らないのだろうか…。通いなれたこのランに見切りをつけた

少し下流への橋の袂に車を走らせてみる





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懐かしいポイント、水の色は先程よりもクリアーに思えた

橋の上流で友人が1匹、瓦礫の山ように流木が折り重なっているあたりでライズが数回、生命感はそれだけだった

十勝川が本来の姿に戻るのは何年も先のことなのだろう

気温が上昇してきた正午過ぎ、ロッドを畳む

流木際のライズを背に河川敷の小道へ向かう。あれは釣ってはいけない貴重な生命なのかも…そんなことを考えながら。


スガジットマックス600gr + typeⅢティップ













comments 💬

≫ By かきさん
11-22 22:30
hataさん、こんばんは。十勝川は見上げた橋の裏側まで被害の跡がありました。釣りに行く状況じゃなかったのかもしれません。支笏湖は厳寒期でもプラス気温の日があれば顔を出します。大雪の後で駐車スペースがなく湖畔を一周さまよったこともありました(笑)

≫ By hata
11-22 21:28
かきさん十勝川釣行だったのですね!やはり台風の影響は未だ拭えていませんでしたか(+_+)早く以前のフィールドに復活してほしいですよね!支笏湖は明日から極寒の修行の場となりそうで…身も心も折れちゃいそうな時期到来(困)何とか気力をつないで頑張りましょう!

≫ By かきさん
11-22 14:01
koikoiさん、こんにちは。初冬の十勝は毎年の恒例行事でしたが、来シーズンからはお休みしそうな感じです。支笏湖も本流アメマスも最盛期なので忙しい時期となっております。支笏湖、周りは釣れてますね、なんとかしなくては…(笑)


≫ By koikoi
11-22 13:56
かきさんこんにちは。
あっ、そちらに行っていたんですね(笑)
たまに気分変えないと、支笏湖はつらいですからね~

十勝は厳しそうですね。早く復活するとよいですよね



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by kaki1225h | 2016-11-20 23:38

2014.11.2 霧の十勝川にて

濃い霧の中、大河は音も無くとうとうと流れていた

釣り師は僕ら2人だけだ

昨シーズンは不調だった十勝川…雨鱒達はいるのだろうか

広いランを上から下まで2往復

手にしたのは僅かな数の雨鱒だけだった…いや正直に言おう、1匹だけだった

今シーズンの十勝川の開幕、かなり幸先不安な始まりとなってしまった


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by kaki1225h | 2014-11-02 23:37

2013.11.24 十勝川.辛抱の釣り

増水の流れに敗戦した先週の十勝川・・

水位の落ち着いた今朝の流れはベストコンディションに思えた。

既にイメージは出来上がっている。

腕が痛くなるまで釣ろう

赤く染まった十勝の空の下、甘い夢を抱きながら2人の釣り師は川原を足早に歩いた。




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期待が焦りに変わり始めた。

何度キャストを繰り返しても雨鱒達はその姿を現さない。

下流でロッドを振る友も首を傾げている。

どうやらフライの選択や流すステージの問題ではなく、鱒の密度が極端に薄いようだ。

辛抱の釣りが続いた。

20m程釣り下り、40クラスが1匹でた時には僅かな希望がもてたが、その後も沈黙が続いた。

まもなく長いランの終盤が近づいてきた時だった。

ターンを終えたラインにズンとテンションがかかった。

待望の手応えだった。

時折、ドラグを鳴らした雨鱒は65cm、ずっしりとした重量感を我が手に残し、流れへ戻っていった。




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その後は流せど流せど反応は無く、気が付けばこの広いランには僕ら2人だけになっていた。

アベレージサイズの鱒を2度リリースした友人と帰りの川原を歩く、かつての雨鱒達が溢れる十勝の流れを懐かしく思いながら


茂岩 2.19




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by kaki1225h | 2013-11-24 23:01

2010.3.23 十勝川.一時の饗宴

春の雨が降り注いだのは数日前のことだ
立ち込んだ流れは重く、その水量は何時もに増して多い

濃い青色のラインがループを描くと、良く晴れた十勝の空は薄い青色で僕らを迎えいれた



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今日2ヶ所目のポイントとなる橋の袂でキャストを続ける

最初に入った流れでは2本のロッドは沈黙した

出鼻をくじかれた僕らに対して、十勝の流れは尚も厳しさ見せつける
鱒からの反応は友のロッドが1度曲がっただけだ
一方、私のロッドを唯一絞ったのはウグイ…友が気がつく前になんとかバラそうと試みるものの、しっかり上顎を捕らえたゾンカーはこんな時に限って何をしても外れることはなかった


時計を目をやると既に昼をまわっている…

さぁどうする

頭の中に音の字がよぎるが、すぐに掻き消した。
今日は十勝川の雨鱒を釣りにきたのだ
そう自分に言い聞かせると、最初のポイントに戻ることで友と意見が一致した


気のせいなのかもしれない…
だが再び立ち込んだ流れは、僅かではあるが流速を弱めているように思えた

増水した流れが平水へ変わっていく最中の釣りが僕らの第3ステージとなったようだ

氷点下だった気温も上昇し、氷の落ちたガイドからはスムーズにラインがでていく

小さな羽虫が水面を流れていく中、私のロッドが曲がった
次いで友がロッドを立てるのが目に入る…
ほんの一時の雨鱒達の饗宴だった

近くでボイルする鱒を横目に、遠くでかけた鱒とのやり取りを楽しむ…
2回フライを喰わえ3回目のバイトでヒットした鱒は、もうリトリーブするラインが残ってなくロッドの動きで誘ったフライにようやくバイトしてくれた

僅かな時間だったが、数匹の雨鱒達は春の釣りの難しさと充足感を残してくれた
そして、友を手こずらせた73cmの大鱒は、今季ラストの十勝川を飾るに相応しい力強さを見せつけた



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たった数匹だけの僅かな釣果だったが、その1匹1匹は一度は諦めかけていた心に深く刻みこまれた

これで心置きなく道南の釣りへシフト出来そうだ

2人の釣り師は雪上の足跡を辿った

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by kaki1225h | 2010-03-23 23:08

2009.12.9 十勝川.last scene

24匹目の雨鱒が私の手を離れ流れに帰っていく…

今回がラストとなるであろう十勝川
その締め括りに十勝スケールと呼べるだけの雨鱒を釣りたいものだと、友と2人流れに立ち込んだのは早朝のことだった


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凍りつくガイドは思ったほど気にならない
予想に反して弱い風、いや無風といっていいだろう
氷点下の釣りには違いないのだが、柔らかな日差しが霜のおりた十勝の大地を少しずつ解かしはじめていた

ここでのアベレージサイズとなれ40クラスの鱒がポツポツとロッドを絞る
だが狙いはもう2クラス上の…いや正直に言うと3クラス上の鱒だ

変化の見えない平坦な流れを、いつもより丁寧に探っていく
クロスにキャストしたフライがやや早めに流れを横切る…
左手の指にテンションを感じながら時を待った
ズンと押さえ込まれるライン…
なんとか中洲に引っ張りあげたのは50クラスの鱒だった。
その砲弾のような体躯は海アメそのもので、またスイングでのヒットがこの鱒の価値観をより高いものに感じさせた


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雨鱒達が本気を出し始めたのは、強い風が吹きだした午後になってからだった

連続ヒット、友とのダブルヒットと2本のロッドは曲がり続ける

だが70どころか60クラスすら出てこないまま時は過ぎていき、釣った鱒が23匹を数える頃には、上流からの風がキャストを不能にするほど吹き荒れた

次の1匹で終わりにしよう
友も止め時を探しているようだ

十勝川を締める最後の1匹は何がでるのか…


24匹目、
それは何の変哲もないアベレージサイズの雨鱒だった
ひときわ優しく流れに鱒を帰し顔をあげると、友がこちらに歩いてくる…
どうやら私と同じく最後の1匹を心に刻んだようだ


河原の霜を踏む音は風が掻き消した

その時の靴底の感触は今も記憶に残したままだ











comments 💬

≫ By かきさん
12-14 01:38
としーさん こんばんは
私の十勝釣行はいつも小物が沢山たまるポイントばかりやってるようです。いくら釣っても最後まで大物は全然でてきてくれませんでした(涙)ゴツイ雨鱒に引っ張られる夢は来春に持ち越しです。
今冬の十勝釣行を終え、いつも同行する3:1の友人に指摘されたのですが、私のフルシンクのヘッドと細いランニングラインがここではマッチしてると…というのは十勝限定でいつもの3:1の法則が崩れるからです
といっても1:1なんですがね(笑) そんな友と互いに研究しながら来春また挑んでみます!
≫ By としー
12-13 23:44
かきさん、お晩で御座います。
再度十勝川へ行てったのでしたか。
いいですね~釣れて。。
50クラスでも素晴らしいじゃないですか。
僕も本日、今年最後の十勝川へ挑戦してきました。
こちらは「次誰か1匹でも釣れたら最後にしよう」
・最後までそれが実らず終了してきました(涙)
≫ By かきさん
12-12 09:33
ryoさん おはようございます
十勝川は魚影の濃さに助けられ、毎回数釣りを楽しめてます。
やったことはありませんが春も面白いのですね、サイズアップは来春の楽しみにとっておきます。
早春といえば北のイトウが旬なのですね。釣果には拘らず、聖地の空気を吸い風景を楽しみながらのんびりロッドを振りたいなんて思ってます(笑)
その時はryoさんご指導宜しくお願い致します。
≫ By ryo
12-12 01:19
かきさん、こんばんは。
十勝川では良い釣りをされましたね。サイズは別にして24尾の鱒を手に贅沢は言えません(笑)。
数年前に秋の十勝川に友人と行きましたが
秋のイトウ以来ずっとスランプでした。当然十勝川でも僕だけ釣れませんでしたよ。
春は爆だったんですがね!最近はガイドが凍るストレスが嫌になってきています。でもまた十勝川にきっと足を運ぶんでしょうがね。タイミングが良ければ
良いサイズのアメマスも釣れるんでしょうね・・!




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by kaki1225h | 2009-12-09 23:59

2009.11.23 十勝川.初冬の釣り

空気にザラザラとした質感を感じるような凍てついた十勝の朝だった

凍りついたガイドがシューティングヘッドの接続部に何度も引っかかる

それは本格的な冬の釣りが始まりを告げているようだった

この日、鱒の活性は高かったように思う
リトリーブで釣れるパターンが殆どだったが、キャスト後に絡まったラン二ングラインを解いていると、ギューンとラインが引っ張られる…そんな複雑な心境になる釣れ方も実は数回あった

フライを追う鱒…その活性の高さは日差しの強さに相反するように薄まっていった



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柔らかな日差しが気温を徐々にあげていくのを感じる、ガイドの氷は次第に消えていった

今日は連休の最終日だ、上下には等間隔でずらりと釣り師が並んでいる…
移動もままならず、とっておきの穴場に行こうにもそんな引き出しなどは持ちあわせていない

さぁどうしようか

20回位は釣って放してを繰り返していたが、40cm前後のサイズばかりと何か物足りなさを感じていた

その場を離れずにボトムまで一気に沈むフライを結んでみた
底を転がるような感触をラインごしに感じながら最後のリトリーブにはいる…
ズンとラインが止まる、待ち望んだ重い感触が訪れた瞬間だった

岸辺まで鱒を引っ張っていったのは、この日初めてことだ
浅瀬に横たわったのは60cmには少し足りない魚体…
まだまだ十勝スケールのサイズではないのだが、メタリックさを全く感じさせない体色、大きくしゃくれた顎はどこか爬虫類を思わせる風貌だ

充分だった…今日の釣りを締めくくるのに。

昼前にフィールドを去るのは何時以来だろう

もっと大きな鱒はまたの機会に…



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comments 💬

≫ By かきさん
11-30 19:38
こるとさん こんばんは
寒さが厳しくなってきて、段々と東に行く元気が無くなってきました…歳なんでしょうかね(笑)
それでも釣り馬鹿をフルシーズンとおしたいので、これからは南下の予定でおります
こるとさん目と肩は大丈夫ですか、お体大事にして下さいね
≫ By こるとれーんtone
11-30 18:39
おばんです. 臨場感たっぷりの記事にかきさんと一緒に釣りしている気分になります. 日ごとに状況が変わっていくんですね. かきさん、こんなに釣っているのに、まだまだでかいのに逢えるまで通うつもりですねっ^^.
≫ By かきさん
11-27 18:59
yusukeさん こんばんは
十勝川は今シーズン始めたばかりで、ポイントを探しながら手探りの釣りになってます。聞いた話では凍るまで釣れるようですが、十勝の寒さがネックになりそうです。
私も機会があればもう一度くらいは行きたい気持ちです、これからは海からのアガリが混じるようですから…
その際にはフィールドでお会いしたいですね!
≫ By yusuke
11-27 18:38
かきさん、こんばんは。。
連続の十勝遠征、お疲れ様でございます。
十勝では何時もより釣りをされてるようで羨ましいです。
十勝はいつぐらいまで釣りになりますでしょうか??
今シーズン、僕ももう一回ぐらいは足を運んでみたいと思っております。。
≫ By かきさん
11-24 17:43
としーさん こんばんは
十勝川での釣りを意識し始めたのは、毎シーズン楽しく釣行してるとしーさんの記事がきっかけでした。
オーバーで投げてる為、入るポイントは限られるのですが、一度としーさんの華麗なスペイを拝見したいなんて思ってました。
サイズはどうなんでしょう?長く通ってないので分かりませんが、60やら70やらと情報が入るもので…どうやら十勝のスケールに感覚が麻痺してるようです(笑)
≫ By としー
11-23 22:35
かきさん、どうもこんばんは。
20日に十勝川へ行ってたのでしたか。
その日は風も強く大変だったようですね。
40クラスでも釣れて良かったじゃないですか。
その翌日に行った方が僕の知人でおりまして、まー良い釣りされたようですよ。
僕はそのまた翌日(22日)に行って来ました。
イマイチの結果でしたけど、風は弱く気持ち良くキャストしてきましたよ(*^m^)







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by kaki1225h | 2009-11-23 23:40

2009.11.4 十勝川.幸福の時間

見上げれば空は青く澄み、時折吹き抜ける風さえも心地良く感じる十勝での1日だった

初めて立ち込む十勝川…
押しの強い流れと、底が見えない恐怖感におののきながら歩を進める

この広大で平坦な流れの何処にアメマスは潜んでいるのだろう

腰近くまで水に浸かりキャストを繰り返す
その数投目、スイングを終えたラインをリトリーブする左手が押さえ込まれた



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今まで何度も何度も通り過ぎた十勝川…
通り過ぎるだけだったのは、この広すぎる流れの中で鱒を釣る自信がなかったからだ

そんな胸中で望んだものだから、あっけないファーストヒットがあまりに信じられなかった



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それにしても十勝の流れにはスペイキャストがよく似合う
杭のように立ち込む釣り師達は皆、優雅なスペイを繰り返す
そんな統一された景色を私ひとりだけが乱してしまって、なんだか申し訳ない気持ちになってくる(笑)

杭の中のひとつに友が見えた

またロッドを曲げている…

だが、あせることはない
幸福の時間はまだ始まったばかりなのだから…









comments 💬


≫ By かきさん
11-07 18:46
こるとさん こんばんは
確かに今シーズンは新しい釣り場を駆け巡ってました。フライは伝統あるオーソドックスなものが最近の好みですね、いつも写真はとりますが、あまりにお粗末すぎて…とても掲載できません(笑)
それと十勝の光景で写ってるのは、実は私の釣った鱒を持ってる友人です。私の服装はヨレヨレすぎて、これまた掲載不可です(笑)

≫ By こるとれーんtone
11-07 18:02
かきさん引きの強そうなアメマスですね.色々なフィールドのee鱒が見られて嬉しいですよ. 秘密のフライがあるんでしょうね. いつか楽しみにしています. 冬のアングラースタイルもビシッ!!とイケテマスネ^^.


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by kaki1225h | 2009-11-04 23:15