2015.5.31 道北.小雨降る森の中で


雪代による増水は例年より早く落ちていた

一か八かのロングドライブだった

小雨がぱらつく早朝の森

道北の流れに虹鱒を追った



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1匹が貴重な釣りだった

逃がした魚はどれも大きかった

虎の子の1匹は59cm

頬の朱色が印象的な鱒だった
 

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# by kaki1225h | 2015-05-31 23:28

2015.5.4 支笏湖病患者へ捧ぐ唄

支笏湖の釣りから抜け出せないでいる

小渓の岩魚釣り、道南のサーフ…そんな釣りには走らずにひたすら支笏湖へ通った

いつもの南岸。南岸への釣行回数だけは免許皆伝だ

今日も長丁場となるのだろうか

足先の冷たさが痛みに変わっていく

釣れるまではやめられない

支笏湖を訪れる釣り師は病気だ。せっかくの休日にこんなに辛い思いをしてまでロッドを振り続けている

暗い雲が陽射しを遮ると湖は霧に包まれた



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右からの風が吹く。好きな風だ、釣りずらいけど

リトリーブするラインに湖流のテンションを感じる

何かが起こるなら今しかない

昨日の釣りで燃え尽きた体に鞭を入れてキャストを繰り返した



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もうリトリーブするラインが残ってない近距離で48㎝がフライを喰わえた



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やはり近距離戦。58㎝



支える手を払いのけて深みへと泳ぎ去っていく鱒達

支笏湖病患者は、この出逢いの為にロッドを振り続けるのだろうと思う



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# by kaki1225h | 2015-05-04 22:42

2015.3.29 島牧.鮭稚魚の釣り

島牧 AM6:00。 お目当ての河口域は既に満員だった

河口から少し離れ海雨を狙う

この時期になるとよく耳にする鮭稚魚へのボイル…そんな釣りを今日は経験できるのだろうか



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流れ込みでは数回ヒットがあり、大型もでたようだ

いつものように私のフライには鱒達はかすりもしない

射程内でボイルらしきものが数回確認できる、海雨はいる。スレている ということなのか…

リトリーブの釣りに見切りをつけ、フローティングラインを持ち出した

阿寒湖用のワカサギドライを結び、凪の水面に漂わし時を待った


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張らず緩まずのリトリーブにドンとのった海雨は50、一応は鮭稚魚の釣りといえるだろう

その後、数回キャストしたところで車に残してきた子供達が呼びに来た。釣りの時間は終わりのようだ

まだまだこれからというところだが、納得の1本ということで終わりとしよう




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# by kaki1225h | 2015-03-29 23:47

2015.3.14 道南.ラストチャンス

日本海の海雨釣りは今日も手厳しかった

早めに見切りをつけ、本流へ

2時間ひたすらロッドを振り、2度訪れたチャンスはどちらもものに出来なかった

道南の雨鱒釣りは、またもやノーフィッシュに終わったのだった






諦めの悪いのは何時ものことだ

後日、再び道南へ

海には寄らず、川へと走る

数日気温が高く、水位が高い。今シーズンの道南本流はラストチャンスとなりそうだ



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午後の一時だけの釣りだった

川は生命感に溢れており、期待通りの太い雨鱒達が相手をしてくれた

この流れでは初となる60クラスにも出会うことができた



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道南の雨鱒達よ 次回は初冬に会おう



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今金 8.67



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# by kaki1225h | 2015-03-14 23:16

2014.11.8 道南.勇み足

午後の一時を道南で過ごす

時期尚早の馴染みの流れは貸し切りだ

川下からは強烈な風、テンションのかからないラインが釣りを難しくする

広いランを流しきり、グッドサイズの2匹の雨鱒に出会う

ラストは鮭。延々と続く引っ張りあいに泣かされた。まだ撤去されてないウライを越えてきたのだろう

やや勇み足となった道南本流のシーズン開幕の日だった


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# by kaki1225h | 2014-11-08 22:33

2014.11.2 霧の十勝川にて

濃い霧の中、大河は音も無くとうとうと流れていた

釣り師は僕ら2人だけだ

昨シーズンは不調だった十勝川…雨鱒達はいるのだろうか

広いランを上から下まで2往復

手にしたのは僅かな数の雨鱒だけだった…いや正直に言おう、1匹だけだった

今シーズンの十勝川の開幕、かなり幸先不安な始まりとなってしまった


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# by kaki1225h | 2014-11-02 23:37

2014.9.28 支笏湖.第一歩

どんよりと曇った空が支笏湖を覆っていた

濁った湖水は、少しだけ強気で攻めれる気にさせてくれた

難解なライズは捨てて好きなリトリーブの釣りに徹しよう



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さざ波の湖面にラインが吸い込まれていく

フローティングのスカジットマックスにティップはtype3、バックスペースのない今の支笏湖でヘボヘボなシューティングスペイが恩恵をもたらした



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53cm。出口左。左への湖流。



封印しかけていたスカジットラインでの初ヒットだった。嬉し恥ずかし初ヒットである。

シューティングスペイの道が少しだけ開けた気がした秋の支笏湖だった


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# by kaki1225h | 2014-09-28 23:40

2014.9.14 夏の終わりに

夏の終わりに道東へ

海から遡上した雨鱒はいるのだろうか…

友と2人、河原を彷徨う雨鱒探しが始まった



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空は白く、流れは澄んでいた

ピンク色に染まる雨鱒達の斑点が印象的だった

河原を歩き、少ない群れを丁寧に釣っていく、そんな釣りだった



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ボトムの大きな影は鮭だ。フライを投げてはいけない

間違ってスレがかりでもしようものなら大変な目にあってしまう…私のように

ちなみに尾びれでした



音別 6.24



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# by kaki1225h | 2014-09-14 23:11

2014.8.24 深山緑渓

海岸線から山道へ折れれば、ものの5分で山岳渓流が姿を現す

車1台がやっと通れるだけの難路に冷汗がとまらない

ゲートを越えると、大きな落石が林道を塞いでいた

車を乗り捨て、ひたすら歩くしか選択肢はなかった




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岩を縫う流れにフライを落とすと岩魚が飛び出す

開けた流れからはやまめが顔をだした

少しだけ秋の色を身に纏った、厳しい顔つきのやまめだった


夏の終わりを風が告げている


青い空がひときわ高く広がるその下で、長い長い悪路を延々とバックで下る1台の車…

久方ぶりの友との釣り。名も無き沢にて


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# by kaki1225h | 2014-08-24 23:19

2014.8.17 道東サーフの岩魚釣り

ロッドさえ振れれば釣れる…道東サーフ海雨釣りのイメージだ

そんな過去のイメージがボロボロと崩れた今シーズンの道東の釣り

タイミングなのか、潮まわりなのか、雨鱒達は何処に行ってしまったのだろうか


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テンションのかからないリトリーブ

砕ける波でラインはぐちゃぐちゃだ

まともにキャスト&リトリーブできた回数は多くはなかった

そんな状況でも、魚影の濃さが釣りを成立させてくれるのが道東サーフの懐の深さだったはず…

目前の海岸線に過去の面影は微塵も感じらない

たまにフライを喰わえるのは小振りな海雨ばかりだった。
サイズでいうと岩魚だろう

いるべきところに鱒がいない近年の雨鱒釣り…

釣り師は、数匹の岩魚を丁寧に丁寧にリリースするのだった




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# by kaki1225h | 2014-08-17 23:49

2014.8.10 幽谷の夏岩魚

むし暑い夏の日が続いていた

涼を求め、鱒を求め、釣り師は車を走らせた

幽谷の岩魚釣り、欠かすことの出来ない夏の恒例行事だ



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苔むした倒木が横たえ、熊は頻繁に目撃される流れ…
とりわけその上流域は釣り師の隠れ家だ

澄んだ渓水にひんやりとした大気

幽谷の住人達が次々とロッドを絞りこむものだから歩が進まない

小場所はショートカットし現実への出口へ向かおう

求めるもの全てが満たされた夢の時間だった




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ラストポイント.50cm





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# by kaki1225h | 2014-08-10 23:24

釣りの小話.12【声】


友人から聞いた話だ

彼とは中学時代からの付き合いで、20年以上経った今でも互いにスケジュールを合わせて釣りに出かけたりする。
彼とは同じ職場では無い為、一緒に釣りに行くのは年に数回ほどなのだが、その分 道中の車内での会話は途切れることはなかった。

ある湖の話になった時に彼はこんな話を始めた


夕闇迫る湖水、
いつもなら釣り人の一人や二人はいる時間帯なのだが、周りを見ると自分1人だけだった。
ここは有名な湖のメジャーなポイントだ、普通なら幸運と考えるに違いない。
だが何か嫌な感覚があったという。
もしかしたら気のせいかもしれない…だが背後から確かにザワザワと気配がする

この場所は背後にある崖が急な角度で湖にささっている。いくぶん角度の緩い水辺の岩場が足場になる釣り場だ。

今の状況が普通ではないと感じた彼は、早々に帰る準備をした。
背後のざわめきはまだ消えていない…
ただならぬ気配に動揺したのか、彼はたまらず『もう帰る』と呟いた。
怖さを紛らわす独り言だったのだろう。
だがそれは、独り言では終わらなかった。
その直後、彼の耳元で…本当にすぐ耳元で、それは聞こえた

『 もう 帰るの? 』

女性の声だったという。

私もホームにしている湖の話だ。
聞かなきゃよかった、いや同じ目に遭わない為には聞いたほうがよかったのか

それ以来、この湖でのイブニングには深入り出来ずにいる


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# by kaki1225h | 2014-08-09 23:32 | Comments(0)

2014.6.14 支笏湖.静寂

大岩に身を隠し、凪の湖水にシケーダをそっと浮かべた

ボイルは続いている …

釣り師は息をころし、時を待った




支笏湖南岸で迎えるイブニングタイム

湖畔には私ひとりだけ、気配を消すのに細心の注意を払った

重量感のあるボイルが凪の湖水を乱している

どうやら複数の鱒達がこの場所に差してきているようだ

フライをそっと湖面に置き、大岩の傍らで息をころした



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勝負は早かった

存在感たっぷりのシケーダをガボンと呑み込んだのは50cmのブラウン

6番のロッドが少し心配になった相手だった


それにしても鱒の気配は濃厚だった。いわゆる時合なのか、警戒心が極端に薄れているのか・・・

50とのやり取りの最中には、同ポイントで更に大きな鱒がボイル、帰り道で見た岸際まで入ってきた大鱒は水面から背中がでるまで浅場に寄っていた

平日の夕暮れ時と言えど支笏湖の定番ポイントに誰もおらず、湖は生命感に溢れている

普通ではないロケーションだった。ついつい粘ってしまいそうだが、深入りはしなかった

こんな状況で怖い目にあった友人の話を聞いているからだ。無風の湖畔に一陣の臆病風が吹いた湿った夜だった


出口 19:00 。
凪、微風



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# by kaki1225h | 2014-06-14 23:23

2014.6.13 支笏湖.闇夜のキャスター

相変わらず夜は支笏湖へ通っている

シューティングスペイは形にはなってきたと思う

1人で立ち込む黒い湖水にも慣れてきた

蛙の大合唱は、なぜか仕事中にも聞こえてる気がした

良く晴れた夜は星空が綺麗だった

長雨の夜は霧に包まれた湖水が幻想的だった




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初夏にさしかかると、支笏湖の鱒達はぐっと岸よりするようだ

ロングレンジの釣りは一旦お休みだ

シングルのロッドに持ち変えたなら近場を丁寧に探ろう

焦ることはない。支笏湖はずっとそこにあるのだから




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出口 19:30 。
45cm。フローティングラインのリトリーブ




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# by kaki1225h | 2014-06-13 23:58

2013.11.24 十勝川.辛抱の釣り

増水の流れに敗戦した先週の十勝川・・

水位の落ち着いた今朝の流れはベストコンディションに思えた。

既にイメージは出来上がっている。

腕が痛くなるまで釣ろう

赤く染まった十勝の空の下、甘い夢を抱きながら2人の釣り師は川原を足早に歩いた。




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期待が焦りに変わり始めた。

何度キャストを繰り返しても雨鱒達はその姿を現さない。

下流でロッドを振る友も首を傾げている。

どうやらフライの選択や流すステージの問題ではなく、鱒の密度が極端に薄いようだ。

辛抱の釣りが続いた。

20m程釣り下り、40クラスが1匹でた時には僅かな希望がもてたが、その後も沈黙が続いた。

まもなく長いランの終盤が近づいてきた時だった。

ターンを終えたラインにズンとテンションがかかった。

待望の手応えだった。

時折、ドラグを鳴らした雨鱒は65cm、ずっしりとした重量感を我が手に残し、流れへ戻っていった。




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その後は流せど流せど反応は無く、気が付けばこの広いランには僕ら2人だけになっていた。

アベレージサイズの鱒を2度リリースした友人と帰りの川原を歩く、かつての雨鱒達が溢れる十勝の流れを懐かしく思いながら


茂岩 2.19




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# by kaki1225h | 2013-11-24 23:01