2017.7.9 幽谷で過ごした夏の日

夜のうちに道の駅に車を滑りませた。大岩魚の幽谷を訪れるのは2年振り。眠りに落ちる前、まぶたの奥深くで懐かしい風景が浮かんでは消えていく…  森の色を映しこんだ流れはキラキラした瀬になったり、グリーン色の淵になったり、時には岩盤にぶつかり大きくその向きを変えたり…。昔の人はよく人生を川の流れに例えたようだけど、もしそうなら愛しい子供達はきっと源流部の不純物のない澄んだ流れなのだと思う。一方で自分はまもなく海が近づいてきているあたりになるのだろうか…。濁りもあればゴミの二つ三つも浮いているのかもしれない。薄れていく意識の中で波の音がザザーンと寄せて返した。

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夏。ただでさえ短い夏シーズンの中で、釣りに来れるのは僅か数日なのだろう…10回位か、もしかしたら2~3日かもしれない。そんな事を考えると、夏を全身で感じたいと思う。燃えるような太陽を、心地良いそよ風を、うだるような暑さもだ。だけど、首の後ろや鼻の頭が日に焼けてジリジリ痛むのは嫌だから、かみさんの日焼け止めクリームをこっそり塗り塗りしてきた。なにやら高価そうだったので、ばれないようにこっそりとだ。
早朝。道路脇の駐車スペースから谷を見下ろし、その変貌に驚く。昨年の相次ぐ台風による痕跡なのだろうか、川に覆い被さる木々は無くなっており、淵は消えていた。本来は道路にあるべきの標識らしきものが岩盤の上に横たわっている。岩盤に挟まれた渓谷なのだから氾濫した流れは周辺全てを押し流したのだろう。しばらく釣り進むと橋の一部が斜面の中腹に引っ掛かっている。終了地点にしていた小さな橋が見えた、予想通り柱だけだったけど。
大岩魚達が潜むような流れはひとつも残ってなく、ちょっとした深みでは、小さな岩魚が大きすぎるフライを争うように追う姿があるだけだった。ほとんど人の手が入っていない渓谷なのだから、壊れては再生し、を繰り返してきたのだろう、長い長い年月をかけて。
宝物をひとつ失ったような喪失感をようやく受け入れると、これまでの感謝の気持ちが溢れてきて、訳もなく橋の柱をポンポンと2回たたいた。


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# by kaki1225h | 2017-07-09 14:55 | Comments(0)

2017.7.7 支笏湖.夏の夜に

サカナどこいった 今宵、呪文のように何度も繰り返した言葉をまた呟いた。何故かイライラしている。嫌な事があったわけでもないし、小さな悩みの二つ三つならいつも抱えている。幾度も決死の覚悟で夜の支笏湖にトライしているのに、それに見合った対価が得られないからだろうか…。こんな精神状態の時に釣れた試しはないけれども、鱒の気配のない湖畔を小さなライトを頼りに奥へ奥へと歩いていった。

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夜の闇の中にあって更に暗い場所がある。月明かりを遮るように崖上に木々が覆い被さり、星も見えない本当の闇だ。表現するならここから先に黒いカーテンがある、そんな言葉になる。
苛立ちは怖さに勝る 誰が言ったかそんな言葉に背中を押され、思いきって黒いカーテンをくぐった。サカナどこいったの声を強く出しながらだ。湾ではないが小さな岬と岬の間にある崖の下、すぐ先に急激なブレイク、そんな場所をおそるおそる歩いた。時折帽子を触ってくるのはきっと木の枝で、しつこく唇に触れてくる髪のような感触はきっと蜘蛛の糸なのだろう。パキンと乾いた音、自分が踏んだ枯木の音に身を固くする。乾いた音が周りに響くと少し気持ちが悪い、自分の存在が森の何かに悟られるような気がして…。道路からずいぶん離れてしまった、いつもは騒しいと感じていた車の走行音が今は恋しい。
ライトに集まる羽虫を払いながらスカジットラインを取りまわせるだけのスペースに潜りこみ、腰を据える。ここまでまともなライズは1度もない。
日中、車の外気温計は28℃を表示していた。湖でロッドを出すのはさすがに無理があるだろうけど、8月の真っ昼間に白い大きな蛾を追う鱒を何度も見ている。釣れるか釣れないかの2択でいえば確率は五分だと、折れそうな気持ちに火をいれる。フローティングティップの12フィート先には巨大なディアヘアで巻いた白いカディス、梟の鳴き声を背で聞きながら時を待った。

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心が揺れている。モンスタークラスを釣りたい気持ちと、家でゴロゴロしたい気持ちが戦っている。いつもは後者が勝つか、中途半端なサイズが釣れて踏ん切りがつくのだけど、今夜は心が折れるのにそう時間はかからなかった。鱒の活性は日が落ちる寸前にクライマックスを向かえ、その後は沈黙、21時位から散発に大きなライズ音が響くのが通例だけど、今日は小さなお魚でさえ数えるほどしかライズしないのだから終了ということなのだろう。
これで夜の支笏湖通いが終わったのだと思うと、名残惜しさの片隅に、ほっとしたような気持ちがあったことを覚えている。


スカジットマックス600gr
ティップ:フローティング

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# by kaki1225h | 2017-07-08 17:18 | Comments(4)

2017.6.29 支笏湖.ラストナイト

夜の支笏湖に魅せられている。
見知らぬ地に足を踏み入れるような高揚感や緊張感がそこにはある。
そんな幽境な世界が日常のすぐ隣にあることを知ってからは、普段の生活だけでは物足りなさを感じるようになった気がする。
昼間に何かのきっかけでその情景を思い出し、胸にしまう…そんな日は少しソワソワしながら仕事を片付け、帰宅ラッシュで混みあった市道を抜け支笏湖へ向かう道に車をあずける。
はやる気持ちを抑えながらだ。


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6/29、夜はまだ実績がないけど、日中の釣りでもっとも魚影の濃さを感じている崖下の奥へ。
幾夜も幾夜も訪れた場所なのに、暗闇の湖岸に1人立つと、いつも決まって背筋が伸びるような緊張感を覚える。
日常ではあってはならないような事もここではまかり通ってしまう、そんな怖さが ある。
もうピークを過ぎたのかモンカゲロウを見ることはなかった。
変わって岸辺にウグイが集結しており、ライトで照らすと無数の影が散っていく。
時には大きな影が悠々と深場へ去っていくこともあるけど、あれを釣る術は持っていない。
モンカゲ、ウグイの産卵と季節が進むのを今シーズンも感じている、次第に温くなっていく湖水と共に。
数回は耳にする大きなライズ音も今夜は1度だけ。
もう来るのはやめておこう…そんな思いがよぎる。
ウグイの産卵場に突っ込んでいく大鱒は間隔をあけてヒットアンドアウェイを繰り返しているようだった。
また来ることがあったなら、どうにかしてあの巨大な影を狙ってみたいと思う。


シングル.WF6F


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7/1、今夜で最後。多分だけど、湖の釣りで真面目に鱒を狙うのは最後になりそうだと思っている。
暗くなるのを待ち、前回ウグイが群れていた岸辺に狙いをつける。
予想外の少し沖で重力感たっぷりのライズ、予期せぬドッパーンの音に背筋が伸びる。地合というのだろうか、数ヵ所から大きなライズ音が聞こえてきた。
中でも少し沖の大鱒は度々派手なライズ音を響かせた。
おそらく同一の鱒なのだろう、バックのないここでは正面には投げれないことを知ってるかのように岸と平行に行ったり来たり…
そこへフライラインは伸ばせなかったけど、代わりに背筋が5回は伸びたと思う。
狙ってる場所に肝心のウグイが全くいないのに気がついたのは、それからしばらく後の事だ。
今回に限ってなぜいない?
帰り際に湖底にライトを向けるとエビの多さに驚いた。
特に水中の倒木にはびっしりと…寒気をおぼえるくらいの数だった。
岩の上にはカワニナ、何故か夜になると水面の岩まで出てくるらしい。
岩の下からはヨシノボリ、踏まないようにヨタヨタと歩く…敗北感だとか未練だとか、そんなもの全てを噛みしめながら。


シングル.WF6F


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# by kaki1225h | 2017-07-01 23:45 | Comments(4)

2017.6.24 支笏湖で過ごす午後

支笏湖南岸で過ごした土曜の午後。季節は6月下旬、初夏だ。久しぶりの日中の釣りは、蝉の鳴き声を背に浴びながら夕暮れまで続いた。

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グレーの雲に覆われた空から時折太陽が顔をだす。向きの定まらない風は吹いたり止んだり。序盤はライズのひとつも見る事がなく、徒歩移動で崖下のいちばん奥へ。15時くらいから大きめなライズ音が散発で起こるが狙える程その数は多くはなく、狙いが定められずにいた。時に岸辺の木々の下だったり、シングルロッドではちょっと届かない沖だったり…。湖ではフライロッドを振りながら歩くのは鱒を散らしてしまうのか、あまりいい思いがなく、釣り座を構えてじっくり狙うスタイルをとっている。波の向きが左から右からと向きを変える中、その座が見つからない1日だった。

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時折ドキッとするフォームで水面を割るアメマスはなかなかのサイズが混じる。低番手のロッドならナイスファイトが楽しめるのでは…やがて旬を迎えるであろうモンカゲロウのシルエットを目で追いながら、そんな思いに更けっていた。

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シングル.WF6F

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# by kaki1225h | 2017-06-25 10:51 | Comments(4)

2017.6.17 支笏湖.夜の話

夜の話だ。鼻をつままれても気付かない程の黒い湖岸をおそるおそる歩いた。思えば人一倍怖がりの自分が夜の支笏湖を訪れるなんて、まっとうな道から足を踏み外したのはいつだっただろう。
たっぷりと時間をかけて夜の空気を吸い込む。うまく言葉では言い表せないけど、そうすることで少しだけこの闇の世界に受け入れられる、そんな気がしている。ただの怖さ紛らわしだけど、黒が濃い夜にはいつもそうしている。

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夜はシンキングラインの釣りが通用しない。経験が足りないだけかもしれないが、あまりにも反応がないものだから今ではもっぱら浮かべている。実は水を吸ったフライが沈んでるのかもしれないが、それはそれでいいと思ってる。

支笏湖通いを幾夜も重ねると、鱒の気配濃厚な日がたまにある。森の音がしない湿った夜だ。そんな時は早々に鱒を釣り、長居せずに帰るようにしている。勿体ない気もするけど、早くこの場を離れたほうがいい、そんな雰囲気を肌で感じてのことだ。

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今夜は崖下の湾で粘った。先日、友人から送られてきた画像には67のブラウン、凪の夜だったようだ。ルアーでのヒットとあったが、フライでこんなサイズを釣りたいと根が生えたように粘った。
ライトをつけるのが怖くて、手元を照せるだけの小さなライトを頼ってフライを替える。なぜ怖いのかは考えないほうがいいと本能がいっている。
今夜は星空。ふくろうが背後の森で鳴いている。何度かラインが引かれる感触があるが乗らない。ピックアップ際には大きな何かが身をひるがえし去っていくのを気配で感じる。
夜は鱒を大胆にさせると思っていたけど、どうやら違うようだとやっと気がついた。太いティペットに真っ白な大きなフライをつけてヘビィなロッドでぶん投げる、夜に踊らされているのは自分だったようだ。
1度だけずっしりとした重量感がロッドに乗ったけど、すぐにフックオフ、願い叶わぬ夜がまたひとつ過ぎていった


シングル。WF6F

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# by kaki1225h | 2017-06-18 10:47 | Comments(6)

2017.6.5~ 支笏湖.夜に鳴く鳥

夜の鳥が鳴いている。鵺、ヌエと言うらしい。正式にはトラツグミ、多分そんな名前だったと思うのだが、勝手に夜の鳥と呼んでいる。夜が更けてくると森の上の方からヒィーンと悲しげな鳴き声が真っ暗な湖畔に響き渡る。昔はその不気味な鳴き声が物の怪として恐れられたと何かで読んだことがあるけど、この音を聞くと夜の中の更に深いところに自分はいるんだなぁと感じて、何故か高揚感のようなものを感じている。

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支笏湖の夜は目がきかない。必要な情報は音が知らせてくれる。波が岩にぶつかる音の強弱でチャンスの到来を知ったり、枝の折れる音で背後にいる何かを想像したり…。時には聞きたくない音を拾ってしまうこともあるけれど、それら全てが夜の音だ。

6/5、崖下でダブルハンドを振る。暗闇が時間と空間の感覚を奪っていくのだけど、対岸の温泉街に小さく灯る明かりが自分の立ち位置を思い出させてくれるし、遠く東に目をやれば車のヘッドライトが線香花火のようにチラチラと揺れて見えては頭の中の時を動かしてくれる。
右側で一定の感覚で繰り返されるライズ、20分おき位だろうか。岸際すぎて木々がキャストを妨げるし、なにより近すぎてダブルハンドとスカジットラインではちょっと辛い。たまにロールキャストでフライを送り込んでみるけど、多分ラインを見てフライを回避してることだろう。

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Kencube.シューティングスペイ♯10 type.Ⅱ


6/8、雨上がりの南岸。前回と同じ崖下へ降りたのは19時過ぎだった。
リトリーブの釣りが好きだ。5月も上旬を過ぎるとそんな釣りに反応する鱒は極端に少なくなるのが例年のパターンだけど、しつこく引っ張り続けている。だけどボンズは嫌なので、今夜はとことん浮かべてやろうとドライフライを巻いてきた。希望やらこだわりやらを巻き込んだフライだ。もしかしたらこれまでの釣れなかった怨念のようなものまで入っているかもしれない。
車のクラクションが遠く上から響いてきた。カリカリしなさんな、そう心の中で呟きながらフライを結ぶ。
日中はけっこうな雨が降った筈、もしかしたら誰もロッドを出してないかも…いつもは素通りする近場にフライを浮かべてみる、正面、斜め左、左、と。4投目は岸際の岩の横へ。モコッと水面が盛り上がり、立てたロッドにズッシリとした重量感が乗った。

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♯6のフローティングラインにリーダー&ティペットは3X。いつもの夜に大物を狙うスタイルの1Xリーダーはこの日使わなかったのが良かったのか、やけにあっさり反応してくれた。メジャーをあてると60㎝。59.5に見えたのはここだけの話にしておこう。
まだ日は暮れていない。ナイトをやりにきたのが普通のイブニングになってしまったのだけど、深みに消えていく鱒を見送るとそれまでのガツガツしていた気持ちが無くなっていた。夜の鳥はまだ鳴いていないけど、ロッドを畳んで煙草に火をつけた。


シングル.WF6F
マドラー♯4


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# by kaki1225h | 2017-06-09 23:07 | Comments(7)

2017.5.30~ 支笏湖. night diary

夜の支笏湖通いは続いている。よせばいいのに続けている。
夜の支笏湖なんて怪しい雰囲気たっぷりだと誰もが思うのだろうけど、本当に怪しいのはそんな中でロッドを振る自分自身だと最近やっと気がついた。

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5/30。橋の脇に車を停めたのが19時すぎ。夜に道路から離れすぎるのは怖いけど、気になっていた場所でロッドを振る。ここではあまりいい思いがない右への湖流。スカジットラインをなるべく静かに着水させる、何度も何度も。夜は凪の日が多いのだけど今夜は程々の波、なのに生命感はゼロだ。『なんでもいいから釣れておくれ』そんな気持ちが漂い始めるのだけど、夜なのだからモンスタークラスを狙うのだと、心の中で襟を正した
過去、岸際の倒木横やブレイクゾーンに静かにフライを入れるとブラウンは反応してきた、サイズは大きくても50台までだけど。一方で、強めのラインで遠くを狙う釣りはあまりにもボンズが多くて今では敬遠しがちだ。そして今夜も小型と思われる鱒が少しだけロッドを引き込み、フックオフ…反応はそれだけだった。

スカジットマックス600gr フローティング
ティップ:インターミディエイト


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5/31は序盤にサクラ、少しだけサイズアップしてくれたのが少し嬉しい。
チップ釣りの解禁が近いからか湖畔で灯りが動いている。いつもはひとり闇の中で気配を消して釣りをしているけど、今夜は時折、車のライトが湖面を照らしたりする。釣れる気は半減だけど近くに人がいると分かるだけで安心感を感じての釣りだった。
夜空には無数の星。右からの風が途切れることなく湖面を騒がせている。中小型と思われるライズが多数、大鱒は今夜も姿を現さなかった。

シングル.WF6F


仕事でミスをした6/2、しょんぼりと夜の支笏湖に立つ。オーバーワークだったのか、歳をとったということなのか…大きなマドラーを浮かべながらそんなことを考えていた。今夜は波が高い、予報の北西の風で実績のある岩の上に陣取ったが、逆方向の東から風が入ってくる。早めに見切りをつけ、倒木ポイントへ。その途中で今期初のアメマスが顔をだす。去年あたりから釣れるサイズがひとまわり大きくなったのは何が要因なのだろう。
ランニングラインがやけに重い。真っ暗な足下をライトで照らすと、波に洗われた岸際はヘドロだらけでラインに絡んではキャストの邪魔をするようだ。しばらく歩いてみると岸際全てがそんな状態だった。早くも心が折れてしまった。帰り道、波打ち際を歩いていると、すぐ目の前に鹿。その姿がライトの明かりに浮かび上がった瞬間は息が止まりそうだった。どいておくれ、そんな言葉をかけると鹿は慌てる様子もなく暗闇の中へ消えていった

スカジットマックス600gr フローティング
ティップ:フローティング


6/3。日の暮れる前に崖の下に入る。雨がシトシトとジャケットに絡みつく。波は程々、この場所は水通しがよいのかヘドロは見あたらない。霧に包まれた湖水に大きなマドラーを浮かべた。水面を滑るようにリトリーブすると反応がよいようだ。すぐにブラウン、また小さい。例年40以下のブラウンなんて滅多に釣れないのに…。その後は数回手元に手応えを感じるがのらない。中にはでかそうな感触もあったけど、あくまで感触の話だ。小さなアメマスが釣れたところで本命ポイントへ。背後は崖、見えない足下に気をつけながら最低限のウェイディングでオーバーヘッドでキャストする。
たぶん気のせいなのだろうけど、近くには誰もいない筈なのに話し声が聞こえることがある。会話のように聞こえたり、ゴニョゴニョと微かに聞こえたり…今夜は後者だ。風の音が反響してそう聞こえるのか、気がつかないだけで釣り人がいるのか…そんな夜は場所を少しずらすか、早めに帰るようにしている。この場所は夜に入ったことはなく、足下近くにある筈の急激なブレイクが何処にあるか見えていない。大きなブラウンは釣りたいけど無理をすることはない、それはいつかの楽しみにとっておくとしよう。

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シングル.WF6F


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# by kaki1225h | 2017-05-30 11:15 | Comments(9)

2017.5.26 支笏湖.夜の訪問者

支笏湖に行こうと思ったのが16時。仕事でよれよれになった頭の中で、月明かりに照らされた湖水がザワザワと揺れていた。
転職に転職を重ね今は介護の業界に身をおいている。車椅子や杖、電動ベッドなどの物を提供する傍ら、時間と数字に追われている。疲労するのは肉体より精神だ。心が疲れたら夜の支笏湖で浄化する、そんな方程式がいつからかできあがっていた。

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凪の湖面に星空の明かりが灯っている。前回と同じ場所、波がないのも前回と同じだ。せめて魚のサイズだけは前回と違ってほしいと切に願う。遠くの蛙の泣き声に耳をすますと、背後の林がガサガサと音を立てるのを拾ってしまう。決して小さくはない音の主はしばらくウロウロして立ち去ったようだけど、それが何なのかはいつも考えないようにしている。
1投目。最初のリトリーブが重い。姿を現したのは虹鱒、着水してすぐに反応していたらしい。今夜もまた小さなお魚を釣ってしまった。支笏湖での二夜、まるで参加賞のお菓子の詰め合わせのように小さな魚が3種類、心なしか少し満足している自分に気づき『違うんだ』と心の中で呟いた。

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右からそよ風が抜けると少しだけ湖面が揺れる。そんなタイミングで小さなライズの音が複数周りから聞こえてきた。『波を作ろう』。少しディープに立ちこんで腰を動かすと小さな波が沖に向かって広がっていく、幾重にも幾重にも…。背後のパキンと枝の折れる音で腰がとまる。何だか急に恥ずかしくなり、音がした場所を避けて岸へ向かう。思えば出入り禁止になってもおかしくない動きだった。
例年ここでは今時期に大きな鱒に出合えたことはない。次回ここを訪れるのは秋のシーズンになるのだろう。蛙の泣き声に夏の訪れを感じた夜だった。

シングル ♯6フローティング

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# by kaki1225h | 2017-05-27 00:08 | Comments(4)

2017.5.23 支笏湖.明るい夜

明るい夜だった。月も星もない夜空の下なのにやけに目がきく。
濃い霧に包まれた夜の支笏湖。今宵も不気味な雰囲気は満点だ。

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最初の頃はおっかなびっくりで黒い湖水に足を入れるのを躊躇してたのに、今では靴底の感触に磨きがかかり、闇に溶け込みライズの音を探している。
凪の湖面にライズが数回、フライを通すとガツッと手応えがあったり、ヌルッとフライに絡む感触があったり…日没の少し前にやっとフッキングしたのは小さなサクラ。正体が分かってホッとしたようなガッカリしたような複雑な気持ちだった。


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右後からの風が波を起こしたタイミングで、リトリーブする左手が違和感を拾う。今度はブラウン、やはり小さい。
夜だというのに釣れる魚が小さすぎると思っているけど、そんな魚をネットに入れたり写真を撮ったりする自分こそが小さいのだと後から気づいた

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終止フローティングラインでのリトリーブ、この場所でボトムを拾うことはない筈だけど、ヌルッとした感触を数回感じていた。何かがいる。そんな場所にはしつこくいろんなフライを通すのだけど、いずれも反応は1度きりだった。

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シーズンを通して夜の南岸を訪れているけど、それっぽい車を見るのは1~2台だけ。まっとうな釣り師は日中の釣りを楽しむのだろう。日中もやり夜もやる、そんなクレイジーな釣りが終わることなく続きそうな気がしている。


シングル ♯6フローティング
美笛エリア



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# by kaki1225h | 2017-05-23 23:19 | Comments(2)

2017.5.20~21 支笏湖.もどかしい期間

まもなく日が落ちる。それまでの静けさが一変し、湖面は生命感に包まれた
20日、仕事帰りに支笏湖へ。橋の脇に車を滑り込ませたのが6時過ぎ。夕暮れまでの短い時間だけど、何故かどうしても支笏湖でロッドを振りたい衝動にかられての出勤だ。さざ波の湖水が右に向かって流れている。思った通りの全くの無反応、ライズのひとつも見ることなく時間は過ぎていった。
まもなく太陽が山の稜線に沈む。そんなタイミングで大きなライズ音、あれはちょっと届かないなぁ、そう思いながらも初めて姿を現した生命感に胸が高まった。
時間は19時半をまわった。既にフライを結び変える光量はない。ライズは四方八方で繰り返されている。ベタ凪の湖面にドライをそっと置いたり、ストリーマーを引っ張ったり…鱒がフライを見てない筈はない。大きなライズにも小さなライズにも見向きもされず、短いチャンスタイムは去っていった

シングル♯6フローティング

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21日は午前中だけの釣り。南岸の崖下、春蝉が1匹だけ鳴いている。風は右から。時折強く吹き抜けては釣りを難しくする。シングルのロッドは早々に手放し、ダブルハンドを振る。風に強いスカジットマックス600grを久しぶりにガイドに通した。
目にしたライズは2回、リトリーブ中の反応が1度。例年この時期は苦しい釣りを強いられている。小さな黒い羽虫が浮き始める頃から春蝉が湖面に落ちる頃までは、なかなかフライに反応してもらえないのがいつものパターンだ。小さな虫ばかり食べているのだろうか…。
釣れそうで釣れないこの期間の支笏湖、厳寒期の無機質さと違って鱒は度々その姿を現している、それだけにもどかしさが募る期間に思えてならない。
もう1ヶ所探りたい気持ちもあるけれど、どうやらタイムアップのようだ。カリカリとラインを巻き取っていく、1匹だけの春蝉がギィーと鳴く声を聞きながら。


スカジットマックス600grフローティング


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# by kaki1225h | 2017-05-21 15:46 | Comments(4)

2017.5.7 支笏湖.強風と高波

支笏湖の鱒のことが少し分かったような気持ちは、昨日今日の釣りで粉微塵となる。南岸。久しぶりの橋を降りるポイントに立ったのが7時過ぎ。さざ波の湖は左への流れ。過去、ここで出会った鱒は一様にこの向きの湖流だった。

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すぐにライズを見る。近すぎてダブルハンドではちょっと辛い。あれはちょっかいを出さず、やり過ごすしかないようだ。
リールにはシューティングスペイラインを巻いてきたけど、なんとかバックスペースがとれそうだ。コンパクトなオーバーヘッドでキャストするとしよう。この湖流での釣れる立ち位置、キャストの方向まで頭に入っている。リトリーブのひとつひとつが期待と緊張感で重く感じられた。

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やがて吹き出した西よりの風が逆向きの湖流をつくる。この風が次第に強まり、立っていられない程に吹き荒れた。波は大波、膝までしかウェーディングしてないのにハイチェストのウェーダーに水が入りこむ。もはや釣りをするレベルじゃない、ましてやフライなど。
風が弱ければ『これじゃあ釣れない』と愚痴をこぼし、強ければ『釣りにならない』とさじを投げるのだから、もはや付ける薬がない。きっと支笏湖の大物釣り師達はこんな状況でモンスタークラスを仕止めるのだろうな…帰りのステアリングを握りながらそんなことを思っていた。



Kencubeシューティングスペイ♯10.type.Ⅱ


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# by kaki1225h | 2017-05-07 18:27 | Comments(2)

2017.5.6 支笏湖.霧の中で

しとしとと雨が落ちてくる。午後の支笏湖は濃い霧に包まれていた。

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予報では強めの南東の風、この場所では何故か逆方向の北西から風がやってくるのが通例なのだが、今回は違った。風は湖の北側を東に向かって吹いているようだ。凪、時折湖水が揺れる…終日そんなコンディションでの釣りだった。
ペッタリとした湖面に生命感は全く感じられない。時計を見ると17時、そろそろ帰る時間だがボウズは嫌だ。最後の1投、そのリトリーブを終え、もう1投だけ。更にこれで本当に最後…。そんな1時間におよぶ悪あがきを、赤く染まった西の空が踏ん切りをつけさせた。カリカリとラインを巻き取る。ブログに書く内容がないよおぅ、そんな呟きを一陣の風が運んでいった

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デルタシューティングヘッドD6/S7


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# by kaki1225h | 2017-05-06 19:44 | Comments(4)

2017.5.5 支笏湖.風待ち

ロッドを振らずに風を待っている、連休3日目の支笏湖はキャストするのも躊躇うような凪模様だ。空は白く霞んでいる。西でも東でもなんでもいいから風よ吹いておくれ…そんなことを心の中で呟いていた。
水中の様子をうかがうとブレイクの肩に岩盤が見える、何度かブラウンがヒットした場所だ。きっとあの岩盤の向こうに鱒が着いているのだろう。その少し沖によく目立つブラックのマドラーをキャストしてみる。リトリーブの終盤にフライを追う鱒が見えた。もうリトリーブするラインは残っていない、ロッド操作で食わせようと試みるが鱒は反転し深みに消えていった。

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余計な事をした…あの鱒はもう反応しないことだろう。今日の釣りは短時間だ。ラインを調整したり、ティペットを交換する時間がもどかしい。明らかにに焦っている。風を待たずにキャストを繰り返すが、苦手な凪の釣りは今日も克服できなかった。
顔に僅かな風を感じ始めたのは正午近く。ブレイクが近い断崖ゾーンの釣りを諦め、湾の端に移動した頃には、北西の方角から流れてきた風がざわざわと波を起こし始めていた。
♯6のシングルロッドに合わせたのはデルタシューティングヘッドD6/S7、シンクレートはスローインター。足下ギリギリまで探りたいものだからティップは付けてない。アンカー切れしないよう屈んだ体勢でのキャストを続けた。

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14時過ぎ、やはりリトリーブの最後の最後で食ってきた。リーダーがガイドに入ってからのジャンプは本当やめてほしい(笑)。サイズは47㎝、ヒット後は半径3mでの攻防だった。
もっと大きなサイズを釣りたい思いも空しく、ここでタイムアップだ。すっかり雪の消えた斜面を枝に掴まりながら這い上がっていく、次第に遠ざかっていく車の音を聞きながら。


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# by kaki1225h | 2017-05-05 16:38 | Comments(4)

2017.5.3 支笏湖.2戦2敗

向きの定まらない風がそよそよと吹いている。5月の連休、初日は支笏湖、いつもの南岸だ。
シングルのロッドで近場から探るのもいつも通り。何の反応も無いのもいつも通りだ。8時に湖岸に立ち、今は正午。左前からの強めの風が入る。あまり期待していなかった波が岸に押し寄せてきた。

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本命視していたブレイクの少し沖でライズを見る。不思議なものでドライを浮かべると水面は沈黙し、ストリーマーを結ぶとまたライズが起きたりする。それでも『ここに鱒はいる』、そう思えるだけで辛く厳しいだけの支笏湖の釣りに、少し希望が持てそうな気がした。
風はますます強さを増す、6番のフローティングラインなど役に立たない程に。せっかく訪れたチャンスタイムだ、急いでダブルハンドのロッドを継ぎ、ラインを通す。type.Ⅱのシューティングスペイラインで高波と向き合った。
あと1度のリトリーブでキャストに移る、そのタイミングでロッドに重みが乗った。波間の下でギラギラと鱒が暴れている。ランディングネットを背中から外すが、柄を伸ばしていなかったことに気付く。水面下すぐそこには50㎝程のブラウン、結局ネットが届かず、岸に寄せる過程でフックアウト…。フックが外れたことに気が付かないのか、鱒は少しの間その場にステイし、やがて深みに消えていった。フライを手に取るとフックのバーブを潰していたことを思い出す。バーブの有無よりも掛かり所なんだろうな…落胆の中でそんなことを考えていた。

岩にくだけた波の音が耳に入ってきた。放心状態のまま釣りを続ける。20分は過ぎただろうか、先程と同じ場所でピックアップの動作中にラインが引かれた。バレる時は何となくロッド越しの感触で分かるものだ。そしてやっぱり…。先程よりひとまわり小さな鱒がブレイクの向こうへ消えていった。

やがて風は止み、波も落ちてしまった。もう集中力は切れている。ブレイク狙いの為に新調したラインでも振ってみよう。
夕暮れの支笏湖、抜け殻のような釣り師が黙々と無気力なキャストを繰り返していた。

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WF6F
♯10 Kencubeシューティングスペイtype.Ⅱ



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# by kaki1225h | 2017-05-03 19:43 | Comments(4)

2017.4.29 支笏湖.二刀流

予報では強めの南東の風、この風ならここだろうと崖を下る。さざ波の湖岸は北西からの風がそよそよと流れていた。次回からは予報とは逆の風が吹くことも計算にいれるとしよう。
支笏湖、いつもの南岸。目の前にブレイクライン、その少し向こうにフライを入れる。ロッドはシングルだ。定番のストリーマーを結び、静かなアプローチで凪の湖水と向き合った。

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湖岸に立ったのが11時すぎ、昼を回る頃から風が強まってきた。左前方からのキャストには辛い風だ。それでも投げ続ける。湖面へのインパクトの弱い6番のフローティングラインなら、ブレイクに鱒がいればなんらかの反応を見せるだろう。右へ右へと細かく探りながら移動していった。
時にロッドが振れないほどの風が湖水を揺らしている。この状況でこれだけ探って無反応なのだから、近場に鱒はいないと思うことにしよう。
ロッドをダブルハンドに持ち変える。2本のロッドを持っての釣りは面倒だしストレスになるのだけれど、鱒との距離感やレンジによっては必要だと最近は感じている。
少し徒歩移動して遠くのボトムにフライを入れる。ラインはKencube.type.Ⅱシューティングスペイ、コーンヘッドを纏った重量たっぷりのゾンカーを、すっかり波の落ちた湖水に運んでいく。
足下から急激に落ち込んでいくポイントで粘った。いくら沈めても根掛かりひとつしない…一体どれだけ水深があるのだろう。
時間は16時。キャスト後、カウント60を超えた、1分だ(笑)。さすがに根掛かりを嫌って少し早めのリトリーブ。その中盤でラインにズーンと重みがのった。

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ダブルハンドロッドだといつもランディングに手こずるものだから、今日は柄の長いネットを新調してきた、安物だけど…。浅場に寄せれば勝負は早かったのだけど、なんとしてもネットに入れる…そんなやり取りだった。
ブラウンは55㎝、最後にネットとの記念撮影を1枚

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Kencubeシューティングスペイ type.Ⅱ.♯10
WF6F

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# by kaki1225h | 2017-04-29 18:34 | Comments(6)