2017.5.20~21 支笏湖.もどかしい期間

まもなく日が落ちる。それまでの静けさが一変し、湖面は生命感に包まれた
20日、仕事帰りに支笏湖へ。橋の脇に車を滑り込ませたのが6時過ぎ。夕暮れまでの短い時間だけど、何故かどうしても支笏湖でロッドを振りたい衝動にかられての出勤だ。さざ波の湖水が右に向かって流れている。思った通りの全くの無反応、ライズのひとつも見ることなく時間は過ぎていった。
まもなく太陽が山の稜線に沈む。そんなタイミングで大きなライズ音、あれはちょっと届かないなぁ、そう思いながらも初めて姿を現した生命感に胸が高まった。
時間は19時半をまわった。既にフライを結び変える光量はない。ライズは四方八方で繰り返されている。ベタ凪の湖面にドライをそっと置いたり、ストリーマーを引っ張ったり…鱒がフライを見てない筈はない。大きなライズにも小さなライズにも見向きもされず、短いチャンスタイムは去っていった

シングル♯6フローティング

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21日は午前中だけの釣り。南岸の崖下、春蝉が1匹だけ鳴いている。風は右から。時折強く吹き抜けては釣りを難しくする。シングルのロッドは早々に手放し、ダブルハンドを振る。風に強いスカジットマックス600grを久しぶりにガイドに通した。
目にしたライズは2回、リトリーブ中の反応が1度。例年この時期は苦しい釣りを強いられている。小さな黒い羽虫が浮き始める頃から春蝉が湖面に落ちる頃までは、なかなかフライに反応してもらえないのがいつものパターンだ。小さな虫ばかり食べているのだろうか…。
釣れそうで釣れないこの期間の支笏湖、厳寒期の無機質さと違って鱒は度々その姿を現している、それだけにもどかしさが募る期間に思えてならない。
もう1ヶ所探りたい気持ちもあるけれど、どうやらタイムアップのようだ。カリカリとラインを巻き取っていく、1匹だけの春蝉がギィーと鳴く声を聞きながら。


スカジットマックス600grフローティング


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# by kaki1225h | 2017-05-21 15:46 | Comments(4)

2017.5.7 支笏湖.強風と高波

支笏湖の鱒のことが少し分かったような気持ちは、昨日今日の釣りで粉微塵となる。南岸。久しぶりの橋を降りるポイントに立ったのが7時過ぎ。さざ波の湖は左への流れ。過去、ここで出会った鱒は一様にこの向きの湖流だった。

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すぐにライズを見る。近すぎてダブルハンドではちょっと辛い。あれはちょっかいを出さず、やり過ごすしかないようだ。
リールにはシューティングスペイラインを巻いてきたけど、なんとかバックスペースがとれそうだ。コンパクトなオーバーヘッドでキャストするとしよう。この湖流での釣れる立ち位置、キャストの方向まで頭に入っている。リトリーブのひとつひとつが期待と緊張感で重く感じられた。

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やがて吹き出した西よりの風が逆向きの湖流をつくる。この風が次第に強まり、立っていられない程に吹き荒れた。波は大波、膝までしかウェーディングしてないのにハイチェストのウェーダーに水が入りこむ。もはや釣りをするレベルじゃない、ましてやフライなど。
風が弱ければ『これじゃあ釣れない』と愚痴をこぼし、強ければ『釣りにならない』とさじを投げるのだから、もはや付ける薬がない。きっと支笏湖の大物釣り師達はこんな状況でモンスタークラスを仕止めるのだろうな…帰りのステアリングを握りながらそんなことを思っていた。



Kencubeシューティングスペイ♯10.type.Ⅱ


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# by kaki1225h | 2017-05-07 18:27 | Comments(2)

2017.5.6 支笏湖.霧の中で

しとしとと雨が落ちてくる。午後の支笏湖は濃い霧に包まれていた。

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予報では強めの南東の風、この場所では何故か逆方向の北西から風がやってくるのが通例なのだが、今回は違った。風は湖の北側を東に向かって吹いているようだ。凪、時折湖水が揺れる…終日そんなコンディションでの釣りだった。
ペッタリとした湖面に生命感は全く感じられない。時計を見ると17時、そろそろ帰る時間だがボウズは嫌だ。最後の1投、そのリトリーブを終え、もう1投だけ。更にこれで本当に最後…。そんな1時間におよぶ悪あがきを、赤く染まった西の空が踏ん切りをつけさせた。カリカリとラインを巻き取る。ブログに書く内容がないよおぅ、そんな呟きを一陣の風が運んでいった

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デルタシューティングヘッドD6/S7


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# by kaki1225h | 2017-05-06 19:44 | Comments(4)

2017.5.5 支笏湖.風待ち

ロッドを振らずに風を待っている、連休3日目の支笏湖はキャストするのも躊躇うような凪模様だ。空は白く霞んでいる。西でも東でもなんでもいいから風よ吹いておくれ…そんなことを心の中で呟いていた。
水中の様子をうかがうとブレイクの肩に岩盤が見える、何度かブラウンがヒットした場所だ。きっとあの岩盤の向こうに鱒が着いているのだろう。その少し沖によく目立つブラックのマドラーをキャストしてみる。リトリーブの終盤にフライを追う鱒が見えた。もうリトリーブするラインは残っていない、ロッド操作で食わせようと試みるが鱒は反転し深みに消えていった。

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余計な事をした…あの鱒はもう反応しないことだろう。今日の釣りは短時間だ。ラインを調整したり、ティペットを交換する時間がもどかしい。明らかにに焦っている。風を待たずにキャストを繰り返すが、苦手な凪の釣りは今日も克服できなかった。
顔に僅かな風を感じ始めたのは正午近く。ブレイクが近い断崖ゾーンの釣りを諦め、湾の端に移動した頃には、北西の方角から流れてきた風がざわざわと波を起こし始めていた。
♯6のシングルロッドに合わせたのはデルタシューティングヘッドD6/S7、シンクレートはスローインター。足下ギリギリまで探りたいものだからティップは付けてない。アンカー切れしないよう屈んだ体勢でのキャストを続けた。

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14時過ぎ、やはりリトリーブの最後の最後で食ってきた。リーダーがガイドに入ってからのジャンプは本当やめてほしい(笑)。サイズは47㎝、ヒット後は半径3mでの攻防だった。
もっと大きなサイズを釣りたい思いも空しく、ここでタイムアップだ。すっかり雪の消えた斜面を枝に掴まりながら這い上がっていく、次第に遠ざかっていく車の音を聞きながら。


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# by kaki1225h | 2017-05-05 16:38 | Comments(4)

2017.5.3 支笏湖.2戦2敗

向きの定まらない風がそよそよと吹いている。5月の連休、初日は支笏湖、いつもの南岸だ。
シングルのロッドで近場から探るのもいつも通り。何の反応も無いのもいつも通りだ。8時に湖岸に立ち、今は正午。左前からの強めの風が入る。あまり期待していなかった波が岸に押し寄せてきた。

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本命視していたブレイクの少し沖でライズを見る。不思議なものでドライを浮かべると水面は沈黙し、ストリーマーを結ぶとまたライズが起きたりする。それでも『ここに鱒はいる』、そう思えるだけで辛く厳しいだけの支笏湖の釣りに、少し希望が持てそうな気がした。
風はますます強さを増す、6番のフローティングラインなど役に立たない程に。せっかく訪れたチャンスタイムだ、急いでダブルハンドのロッドを継ぎ、ラインを通す。type.Ⅱのシューティングスペイラインで高波と向き合った。
あと1度のリトリーブでキャストに移る、そのタイミングでロッドに重みが乗った。波間の下でギラギラと鱒が暴れている。ランディングネットを背中から外すが、柄を伸ばしていなかったことに気付く。水面下すぐそこには50㎝程のブラウン、結局ネットが届かず、岸に寄せる過程でフックアウト…。フックが外れたことに気が付かないのか、鱒は少しの間その場にステイし、やがて深みに消えていった。フライを手に取るとフックのバーブを潰していたことを思い出す。バーブの有無よりも掛かり所なんだろうな…落胆の中でそんなことを考えていた。

岩にくだけた波の音が耳に入ってきた。放心状態のまま釣りを続ける。20分は過ぎただろうか、先程と同じ場所でピックアップの動作中にラインが引かれた。バレる時は何となくロッド越しの感触で分かるものだ。そしてやっぱり…。先程よりひとまわり小さな鱒がブレイクの向こうへ消えていった。

やがて風は止み、波も落ちてしまった。もう集中力は切れている。ブレイク狙いの為に新調したラインでも振ってみよう。
夕暮れの支笏湖、抜け殻のような釣り師が黙々と無気力なキャストを繰り返していた。

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WF6F
♯10 Kencubeシューティングスペイtype.Ⅱ



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# by kaki1225h | 2017-05-03 19:43 | Comments(4)

2017.4.29 支笏湖.二刀流

予報では強めの南東の風、この風ならここだろうと崖を下る。さざ波の湖岸は北西からの風がそよそよと流れていた。次回からは予報とは逆の風が吹くことも計算にいれるとしよう。
支笏湖、いつもの南岸。目の前にブレイクライン、その少し向こうにフライを入れる。ロッドはシングルだ。定番のストリーマーを結び、静かなアプローチで凪の湖水と向き合った。

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湖岸に立ったのが11時すぎ、昼を回る頃から風が強まってきた。左前方からのキャストには辛い風だ。それでも投げ続ける。湖面へのインパクトの弱い6番のフローティングラインなら、ブレイクに鱒がいればなんらかの反応を見せるだろう。右へ右へと細かく探りながら移動していった。
時にロッドが振れないほどの風が湖水を揺らしている。この状況でこれだけ探って無反応なのだから、近場に鱒はいないと思うことにしよう。
ロッドをダブルハンドに持ち変える。2本のロッドを持っての釣りは面倒だしストレスになるのだけれど、鱒との距離感やレンジによっては必要だと最近は感じている。
少し徒歩移動して遠くのボトムにフライを入れる。ラインはKencube.type.Ⅱシューティングスペイ、コーンヘッドを纏った重量たっぷりのゾンカーを、すっかり波の落ちた湖水に運んでいく。
足下から急激に落ち込んでいくポイントで粘った。いくら沈めても根掛かりひとつしない…一体どれだけ水深があるのだろう。
時間は16時。キャスト後、カウント60を超えた、1分だ(笑)。さすがに根掛かりを嫌って少し早めのリトリーブ。その中盤でラインにズーンと重みがのった。

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ダブルハンドロッドだといつもランディングに手こずるものだから、今日は柄の長いネットを新調してきた、安物だけど…。浅場に寄せれば勝負は早かったのだけど、なんとしてもネットに入れる…そんなやり取りだった。
ブラウンは55㎝、最後にネットとの記念撮影を1枚

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Kencubeシューティングスペイ type.Ⅱ.♯10
WF6F

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# by kaki1225h | 2017-04-29 18:34 | Comments(6)

2017.4.23 支笏湖.風吹かず

吹くはずの風は終始吹かなかった
支笏湖、いつもの南岸。
凪は辛い。このリトリーブで何かが起きる、そんな期待や緊張感はいつしか消えていった

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ブラインドで釣りあがる渓流のドライの釣り、小さなフライを流しても何も起こらないポイントに、とびきり大きなフライを流すとガバッと大鱒が出たりする。そんなことを思いだしながら昨晩巻いたビックサイズのストリーマーを結び、キャスト。水の抵抗を考えるとさすがにオーバーヘッドでだ。
小さな羽虫がパラパラと飛んでいる。遥か沖ではライズリングが広がっている。水面下をファストに引っ張ったり、カウント60のボトムを探ったり…。僅かな風に水面が揺れた時や、流れる雲が太陽を遮ったりした時には少しだけ期待が高まったものの、何も起こらない時間がゆっくりと過ぎていった


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時間はまもなく14時になろうとしている。たまには早く帰り、子供達を驚かせよう。まだまだ時間はたっぷりあるが、凪の湖畔を後にした。
帰りの支笏湖道路。道端の草木が揺れている。窓を開けると、なかなかの風、『もう遅いよ…』そう小さく呟き、少しだけアクセルを踏み込んだ


Kencube.type.Ⅱ


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# by kaki1225h | 2017-04-23 16:43 | Comments(2)

2017.4.16 支笏湖.長丁場

今日も支笏湖、少しだけ朝早めの時間に小さな沢を下った。すれ違ったの方の話では魚っ気はあるようだ。
思ったより波風がない。こんな状況に備えて持ってきたシングルロッドは車に忘れてきてしまった。ダブルハンドを振るには湖面がおとなしすぎる。スカジットラインは選択肢から外すしかなさそうだ。

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Ken Cube.type.Ⅱのシューティングスペイライン。いつものスカジットマックスと違って12.5mと長めで、太さはシューティングヘッドと変わらない。手持ちのロッドとはミスマッチだったらしく、この細くて長いラインを操るのはいつも難儀している。この日の為に巻いてきたマドラーゾンカーをふたつ繋いだようなビックフライは、ターンすることなく落水していく…なるべく投射性のよいフライを結ぶしかないようだ。
やがて湖は強い北西の風に吹かれていった
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押し寄せる波が岸を洗う。時にロッドが降れないほどの風が左前から吹き付けた。キャストの距離は25mが限界だ、丁寧に丁寧にリトリーブを繰り返した。朝の7時前には湖岸に立った筈、時間はまもなく15時、今日も長丁場の釣りだ。徒歩移動の3ヶ所目に、待ちに待った生命感がライン越しに伝わってきた
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ギラギラした体色のブラウンは47㎝。最初に感じた重い引きは本当に最初だけだったようで、その後はあっさりと寄ってきた。今回もそうだがダブルハンドを握る時はいつもランディングで手間取ってしまう。そろそろハンドル部の長いネットを新調しないと…。
こんな荒れた湖ならモンスタークラスが姿を見せるかもしれない…その後もしつこくロッドを振るものの、波風が徐々に体力を奪っていく。そして16時すぎ、燃えつきました。
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# by kaki1225h | 2017-04-16 18:03 | Comments(6)

2017.4.9 支笏湖.シングルロッド

南岸の斜面を下ったのが8時、湖岸は予報とは違う右からの風に吹かれていた。ロッドは2本、先にガイドにラインを通したのはシングルのロッド。バックのとれない岩場だがブレイクラインはすぐそこだ。僅かなスペースで近距離のキャストを繰り返した。
フローティングラインでのリトリーブ。岸から10m程のところでラインにズンと重みが乗った。
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ロッドは9feet♯6、修理中の♯8の代打だ。何故かバレる気がしなく、写真を撮りながらのやり取りを楽しんだ。
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55㎝、やけに口の大きなブラウンだった。時計を見ると9時、まだ1時間しか経過していない。もう1匹…欲をだして奥の断崖ゾーンまで進んでみるとしよう。
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青空が広がると北西から強めの風が流れてきた。波が向きを変える。さすがに6番のフローティングラインでは太刀打ちできなくダブルハンドのロッドに持ち変えた。近場を荒らしてしまいそうだがスカジットラインでのキャストで午後の部へ突入だ。
あれから7時間、徒歩移動を繰返し、肩と腰が痛くなるまでロッドを降り続けて生命感はゼロだ。幸先良く1匹釣れたものの、その後の長い長い無反応タイムが何故か敗北感のようなものをただよわせていた

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# by kaki1225h | 2017-04-09 18:43 | Comments(6)

2017.4.1-2 支笏湖.参加賞

週末は支笏湖へ。初日の土曜は南よりの風。雪の斜面を下りてワンキャスト目、何故かロッドティップがクシャッと折れる。シングルのロッドでブレイクを探る作戦は戦わずして破れ去ってしまった。ダブルハンドロッドに持ち変え、ブレイクラインの沖を狙うしかないようだ。前回はカスリもしなかった釣り方なだけに幸先不安なスタートだ。
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湖岸が急激に落ち込んでいくドン深の湾、そのボトムを引いてくる。いくら沈めても根掛かりひとつしないのは底をとれてないのだろう。フローティングのスカジットラインで3月の支笏湖に挑むのは分が悪かっただろうか。右からの風が強さを増す。鱒の気配は全くない。ライズのひとつも見ることなく、4時間が過ぎた。また明日こよう…心なしか諦めが早くなったような気がした土曜の午後だった
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雪の湖岸を歩く。日曜の支笏湖は左からの風が吹いていた。今年初めての橋を下りるポイント。数回キャストして少し移動を繰り返す。今日も4時間の釣り、過去のヒットポイント数ヶ所にtype.Ⅲのフルラインを通していく。
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他のフィールドに浮気せず2日間訪れた支笏湖からささやかな参加賞を頂く。小さいけど支笏湖の虹鱒。もしかしたら努力賞か、ロッドを折った残念賞かもしれないなぁ…そんなほっこりとした週末だった

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# by kaki1225h | 2017-04-02 13:45 | Comments(4)

2017.3.25 支笏湖.完敗

気になっていた美笛エリアに車を寄せた。思っていた以上に水位が低い。バックスペースを気にする必要もなく、オーバーヘッドでのキャストで終日ロッドを振った。
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11時に湖岸に立ち、すでに3時間が過ぎた。フックにかかるのは水草ばかり…ライズを見たとか反応があったとか、そんなものは全くない辛い時間がやけにゆっくり流れていく。夕暮れの少し前、風が出てきた。僅かだが右への湖流ができている。何かが起こるなら今しかない…そんな思いも虚しく、最後まで支笏湖の鱒はかすりもしなかった。

♯10 KenCube type.Ⅱ

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# by kaki1225h | 2017-03-25 18:47 | Comments(4)

2017.3.19 支笏湖.心残り

週末は支笏湖に行こうと決めていた。大物を釣ったとかバラしたとか、そんなホットな情報が飛び交っているものだから行かずにはいられない。
だけどそんな話題を耳にして挑んだ支笏湖で待っているのは、アタリもなくカスリもせずの全くの無反応タイムだというパターンは嫌と言うほど味わってきた。今回もきっとそうなのだろうから、気負わずに好きなリトリーブの釣りを楽しもうと思う
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午後の南岸は北よりの風。やや高めの波が岸に押し寄せている。何時ものスカジットスタイル、ティップはtype.Ⅲを選択、深めのレンジを探っていこう。
気温は終始プラスで推移したはずだけど、吹き付ける風が指先の体温を奪っていく。そして2時間の無反応タイムは集中力を少しずつ奪っていった。
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奥にいたルアーマンが引き上げていく。聞けば奥も反応はないらしい。すっかり減水した湖岸を歩き、徒歩移動を2回試みるも何も起こらないままタイムアップの16時を迎えた。
気になっていたあのポイントや、少し歩くけど釣れる可能性の高いあの場所でロッドを振っていたらどうだったのだろう…。湖を取り巻くコンディションがよかっただけに、心残りがしてならなかった。

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# by kaki1225h | 2017-03-19 18:51 | Comments(4)

2017.3.11 道南.穏やかな午後

いつもの峠道。いつも通り過ぎている景色も、夜も明けきらない時間に走る自分には真新しく目に映る。トンネルを抜け、下りに差し掛かると眼下には青い海。ついついアクセルを踏む足に力が入ってしまう。
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久し振りの釣りは道南へ。がっつり寝坊し、島牧の海岸に車を寄せたのは11時過ぎだった。定番ポイントで空振りが続いていたこともあり、普段は入らない中の川へ。ここは初めて海雨を釣った懐かしい場所、かれこれ20年も前のことだ。
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弱い向風がたまに吹く程度なのに、久し振りのキャストについつい余計な力が入る。不安のある右肘はどこまでもつか不安でいるのだけど、数回反応があったりすると更に余計な力が加わってしまう。どうやら小さな川の流れ出しに雨鱒がたまっているようだ。2~3回反応があり1匹釣れる、そんなペースで穏やかな午後が過ぎていった
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10匹程をリリース、サイズは小型が主体、大きくても45位までだった。大きな鱒を釣りたい一心でもう1ヶ所。道の駅に車を滑り込ませ、夕暮れ前までロッドを振る。足腰に違和感を感じ、右手の握力も怪しくなってきた。40クラスを1匹リリースしたところでロッドをたたむ。帰りの運転中に脚がつらないことを切に願いながら…。

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# by kaki1225h | 2017-03-11 21:51 | Comments(4)

2017.2.5 島牧海岸にて

寄せては返す波のその向こうへ何度キャストしただろうか。道南・島牧海岸の海雨釣りは泣かず飛ばず、2時間が過ぎたところで集中力が切れた。私は歩く釣り、離れてキャストしていた友人は、ここだと決めた場所でひたすら粘る釣り。聞けば既に1匹目を手にしており、反応もあるという。波の立ち方からボトムの地形を読んで釣り座を構えたようで、私が感覚派なら彼は理論派ということになるのだろう。
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右後ろからの微風がラインをストレスなく運んでくれる。天気は快晴。2つのポイントでロッドを振り、午後の早めには帰路につく。遠い記憶では7~8匹は釣れるのが島牧の海雨釣りだったと思う。それが今は1匹釣れるかどうか…。毎週のように島牧海岸へ車を走らせていたあの頃の体力はもう衰えてしまったけれど、釣りへの情熱だけは冷めずに持ち続けていたい。友の車に揺られながら、そんなことを考えていた

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# by kaki1225h | 2017-02-04 13:25 | Comments(4)

2017.1.9 支笏湖.原動力

季節外れの雨が雪に変わった。支笏湖南岸の路肩に数台の車を見る。1月の支笏湖はシーズンオフという訳ではないようだ。湿った雪をギュッと踏みながら同志の足跡を辿っていった

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駐車スペースの関係であまり来ることのないポイントに入ってみる。慣れない場所だ、少しは集中力が維持できるだろう。
いつものスカジットラインにtypeⅢのティップ、凪の湖水へキャストしたならカウントダウンを長くとったり短くとったり、リトリーブ早くしたりスローにしたり…それを延々と繰り返す過酷な釣りが続いた

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湖岸に立ったのが11時すぎ、心が折れかけた15時に初めてライズを見る。もうあがろうと思っていたのに意地悪なライズだ。しかも2回。鱒の向きは左だ。距離はフライラインではちょっと届かない。それでも今日初めて見る生命感を前にロッドを畳む訳にはいかなかった。
更に1時間を費やしてからようやく止める決心をつける。湿った雪に打たれて上半身は濡れ鼠だ。釣りをしない人がこの光景を見たらどう思うのだろう…きっと支笏湖アングラーにしか分からない何かが心の中にあるのだと思う


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# by kaki1225h | 2017-01-09 17:05 | Comments(8)