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2014.8.24 深山緑渓

海岸線から山道へ折れれば、ものの5分で山岳渓流が姿を現す

車1台がやっと通れるだけの難路に冷汗がとまらない

ゲートを越えると、大きな落石が林道を塞いでいた

車を乗り捨て、ひたすら歩くしか選択肢はなかった




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岩を縫う流れにフライを落とすと岩魚が飛び出す

開けた流れからはやまめが顔をだした

少しだけ秋の色を身に纏った、厳しい顔つきのやまめだった


夏の終わりを風が告げている


青い空がひときわ高く広がるその下で、長い長い悪路を延々とバックで下る1台の車…

久方ぶりの友との釣り。名も無き沢にて


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by kaki1225h | 2014-08-24 23:19

2014.8.17 道東サーフの岩魚釣り

ロッドさえ振れれば釣れる…道東サーフ海雨釣りのイメージだ

そんな過去のイメージがボロボロと崩れた今シーズンの道東の釣り

タイミングなのか、潮まわりなのか、雨鱒達は何処に行ってしまったのだろうか


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テンションのかからないリトリーブ

砕ける波でラインはぐちゃぐちゃだ

まともにキャスト&リトリーブできた回数は多くはなかった

そんな状況でも、魚影の濃さが釣りを成立させてくれるのが道東サーフの懐の深さだったはず…

目前の海岸線に過去の面影は微塵も感じらない

たまにフライを喰わえるのは小振りな海雨ばかりだった。
サイズでいうと岩魚だろう

いるべきところに鱒がいない近年の雨鱒釣り…

釣り師は、数匹の岩魚を丁寧に丁寧にリリースするのだった




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by kaki1225h | 2014-08-17 23:49

2014.8.10 幽谷の夏岩魚

むし暑い夏の日が続いていた

涼を求め、鱒を求め、釣り師は車を走らせた

幽谷の岩魚釣り、欠かすことの出来ない夏の恒例行事だ



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苔むした倒木が横たえ、熊は頻繁に目撃される流れ…
とりわけその上流域は釣り師の隠れ家だ

澄んだ渓水にひんやりとした大気

幽谷の住人達が次々とロッドを絞りこむものだから歩が進まない

小場所はショートカットし現実への出口へ向かおう

求めるもの全てが満たされた夢の時間だった




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ラストポイント.50cm





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by kaki1225h | 2014-08-10 23:24

釣りの小話.12【声】


友人から聞いた話だ

彼とは中学時代からの付き合いで、20年以上経った今でも互いにスケジュールを合わせて釣りに出かけたりする。
彼とは同じ職場では無い為、一緒に釣りに行くのは年に数回ほどなのだが、その分 道中の車内での会話は途切れることはなかった。

ある湖の話になった時に彼はこんな話を始めた


夕闇迫る湖水、
いつもなら釣り人の一人や二人はいる時間帯なのだが、周りを見ると自分1人だけだった。
ここは有名な湖のメジャーなポイントだ、普通なら幸運と考えるに違いない。
だが何か嫌な感覚があったという。
もしかしたら気のせいかもしれない…だが背後から確かにザワザワと気配がする

この場所は背後にある崖が急な角度で湖にささっている。いくぶん角度の緩い水辺の岩場が足場になる釣り場だ。

今の状況が普通ではないと感じた彼は、早々に帰る準備をした。
背後のざわめきはまだ消えていない…
ただならぬ気配に動揺したのか、彼はたまらず『もう帰る』と呟いた。
怖さを紛らわす独り言だったのだろう。
だがそれは、独り言では終わらなかった。
その直後、彼の耳元で…本当にすぐ耳元で、それは聞こえた

『 もう 帰るの? 』

女性の声だったという。

私もホームにしている湖の話だ。
聞かなきゃよかった、いや同じ目に遭わない為には聞いたほうがよかったのか

それ以来、この湖でのイブニングには深入り出来ずにいる


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by kaki1225h | 2014-08-09 23:32 | Comments(0)