釣りの小話.27【波の音】
2016年 11月 28日
オホーツクのカラフト釣りでの話だ
『親が心配してるよ』
こちらに歩み寄ってきた友人がこんなことを言った
最初は何のことか分からなかったが、要約するとこうだ
胸ポケットに入れたスマホが何かの拍子で稼働状態となり、ポケットの中で何かに触れたのか画面タッチ、それが短縮ダイヤルで実家の父につながったらしい
父が電話にでると、ガサガサ ザザーン ザザーン…ゴソゴソ…
父はさぞ不審に思ったに違いない『もしもーし おーい』
ザザーン ザブン…
これは大変だ。釣りに行って倒れたか、はたまた流されたのか…
私が何処にいるかも、誰といるかも分からない父は必死になったのだと思う
父からかみさんに連絡がいき、かみさんから友人の奥さんへ。そして隣で釣りをしている友人の電話が鳴った
『親が心配してるよ』
そんな流れだった
両親、家族、友人ご夫妻にまで迷惑をかけた当の本人は『群れはどこだ~』と波間を覗きこんでいた
もし単独釣行だったら捜索願いがだされていたかもしれない
皆さん、大変お騒がせしてすいませんでした。スマホの取り扱いには気をつけます。
この日もボンズだった
by kaki1225h
| 2016-11-28 22:38
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